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 世紀の謎 第1話

UFOと宇宙 コズモ 創刊号 1973 より転載

科学が長足の進歩をとげたこの二十世紀にも怪奇な不思議な現象が沢山ある。 空飛ぶ円盤もそのひとつ。まだ科学で解明できないこのナゾの物体の正体は何なのか?自然現象か? 他の惑星から来る宇宙船か? 果しない宇宙へ人類の足が伸びるにつれて、このナゾが解き明かされる日がくるだろうか?

▲アメリカのマスカレロ・インディアン保護地のインディアン局に勤務する看護婦エラ・ルイス・フォーチュンが、1957年10月16日にニューメキシコ州ホロマン空軍基地付近で撮影した円盤。
空飛ぶ円盤というのは正しくはUFO(Unidentified Flying Object)といい、未確認飛行物体とも呼ばれています。つまり地球上の飛行機、観測気球、ロケット、鳥類その他の確認された物体、または流星などの天文学的現象類をのぞいた正体不明の飛ぶ物体(または光体)を意味します。正体不明といっても国籍不明の怪飛行機などをやはり「正体不明」ということもありますが、一応飛行機であることが確認されればUFOの部類にはいりません。したがってUFOは「これこれだ」と確認できないナゾの物体そのものです。

■UFOは世界中に出現する

 このUFOが空飛ぶ円盤という呼称でわが国に広く知られるようになったのは第二次大戦が終わった直後からです。そのころ円盤型の怪物体が日本をふくめて世界各地に出現したという記事が連日のように新聞に出ていました。当時は大体にどこかの国の秘密新兵器だと考えられていましたが、そのような説は次第に影をひそめて、多くの説がとなえられるようになりました。他の惑星から来る宇宙船だという説、鳥その他の物体の誤認だという説、幻覚だという魂、地上のライトの反射説などです。

しかし円盤の写真が世界各地で撮影されて公開され、それらの形が大体に円盤型をしているところから、UFOにはあるパターンが存在することが知られるようになってきました。つまり皿を重ね合わせたような形の物体と、もう一つは葉巻型の細長い物体の二種類です。このはかにも五角形のUFOや球型のもの、茶ガマのような形をした物体などいろいろあります。したがってこれらすべてを「円盤」というのは正しくありません。やはりUFOと呼ぶのが適切です。

■ケネス・アーノルドの目撃

UFOが出現したという記録はかなり大昔からあります。戦後に始まったことではないのです。たとえばインドや南米の古代の伝説にもこの不思議な空飛ぶ物体のことなどが出てきますし、その他の国々にも神話や伝説などに天空から降りて来た物体や神々のことなどが出てきます。しかしこれらの記録は科学的実証性がとぼしくて、どこまで事実なのかわかりませんから、ここでは現代の目撃報告だけを扱うことにしましょう。

▲ケネス・アーノルド

戦後アメリカで空飛ぶ円盤を目撃して一躍有名になったのはケネス・アーノルドという実業家です。この人はアイダホ州ボイスのある会社の社長で、自家用飛行機のすぐれたパイロットでもあるのですが、1947年6月24日の午後ワシントン州のレイニア山上空を自家用磯で飛んでいたとき、突如9個の円盤型物体が約9千フィートの高度で1列になって飛んで行くのを目撃し、「まるでコーヒー台皿が飛んでいるみたいだった」と語ったことから「フライイング・ソーサー」という言葉が広がるようになりました。したがって英語では空飛ぶ円盤のことを一般にはフライイング・ソーサーといっています。

■戦事中にも目撃された

▲第2次世界大戦中に米軍機の付近に出現したUFO。

先にも述べましたように、空飛ぶ円盤は戦後になって初めて出現するようになったものではなく、昔から出現していたようですが、第二次大戦中は米空軍のパイロットたちも不思議な物体を空中に望見して、これを「火の玉戦闘機」と呼んで恐れました。

敵国の秘密兵器だと思い込んでいたのです。このような例は米空軍ばかりではなく他の空軍にもあったようです。

▲ブラジル海軍撮影の円盤。1958年2月、ブラジル海軍の練習船アルミランテ・サルダナ号が観測船として南大西洋のトリニード島に接近したとき、同月21日の正午過ぎ、同乗していたカメラマン、アルミーロ・バラウナが撮影した有名な円盤写真。右上は拡大部分。

また、大地震が発生した地域ではその前後に空中に奇妙な火球が出現するということも昔からいわれています。これがいわゆる円盤なのかどうかは判然としませんが、別な惑星から来る進歩した宇宙人が円盤に乗って地球を観察し、特に地震など起こりそうな土地を事前から観測しているのだという説も出ています。

■ラボックの光体群

円盤を撮影した写真は意外と沢山あります。おそらくなかにはいかがわしいトリック写真もあるでしょぅが、本物もあります。これらは偶然に撮影した場合が多く、たまたま円盤が出現したときにカメラを持っていたという幸運にめぐまれた人たちの撮影になるものです。特に有名なのは「ラボックの光体群」と呼ばれる写真で、これは1952年8月31日の夜、テキサス州ラボック市に住んでいた当時18歳のカール・ハート少年が撮影したものです。

その夜同少年は自室の開いた窓のそばのベッドに横たわっていたのですが、真夜中になる少し前ごろ、突然夜空を十数個のオレンジ色に輝く光体が編隊をなして通過するのを見て大急ぎでコ ダックの35ミリカメラをつかんで庭へ飛び出て連続2枚撮影しました。

▲カール・ハート少年撮影の光体群。

この写真はのちにユナイテッド・プレス社によってアメリカ全国へ流されました。こうして非常に有名な事件となったのですが、空軍はこれを「鳥の群れ」とかたづけてしまいました。

しかし実は同夜この町で3人の学者もこの光体群を目撃したのです、それはテキサス工科大学の教授W・ロビンソン博士、A・オバーグ博士、W・ダカー教授で、ロビンソン博士の家の裏庭に3人がいたとき、やはりこの光景を見ているのです。彼らもやはり鳥の群れが地上の光を反射したのだろうといっていますが、実際の写真はもっとはるかに強烈に輝いており、鳥の反射説を否定する要素を帯びています。米空軍の円盤研究機関の長であった故エドワード・ルッぺルー大尉はウソともホンモノともいえないといっています。

第2話へ続く

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