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  神々の戦車 エーリッヒ・フォン・デニケン

第9章(4) 南米の神髄と不思議な遺物  UFOと宇宙 No.4 より 
 

さて遠い過去からの奇妙な物に関する話をまとめて、頭の働きの仕上げをしよう。

古代にプラネタリウムの知識があった!

1900年にギリシャの海綿とりダダイバーたちが、アンティキュテラの沖で、大理石とブロンズの像を積んだ古い難波船を発見した。この芸術作品が引き揚げられて調査された結果、この船はキリストの時代に沈没したと思われることがわかった。分捕り品を分類してみると、そのなかに形のはっきりしないかたまりが一個あった。しかもこれが彫像類のすべてを合わせたよりも重要な物であることが判明したのである。注意深く扱っているうちに、学者団は一枚の鋼板を発見したが、それには環、文字、歯車がついていた。そして文字類が天文学に関係があるらしいことに気づいたのである。多数の個々の部品を洗ってみると、それが奇妙な構造をした物であることがわかってきた。動く指針、複雑な目盛やダイヤル、文字を彫り込んだ金属盤などから成る立派な機械なのだ。組み立ててみると二十個以上の小さな輪、一種の差動ギヤーと上車を各一個そなえている。一個所にスピンドルがあって、それを回すとあらゆるダイヤルがそれぞれ異なる速度で動く仕掛になっている。指針類は鋼のカバーで保護されており、その表面には長い文が彫り込んである。この"アンティキュテラの機械″の場合、古代に一流の精密機械工が働いていたことに全然疑いの余地はない。しかもこの機械は非常に複雑なので、おそらくこの種の最初のものではないだろう。ソラ・プライス教授はこの装置を一種の計算機と解釈した。これを用いて月や太陽や別な惑星群の運行を計算するのだろうという。

▲アンティキュテラの機械の復元模型。

この機械の製作年代が紀元前82年と記されていることはそれほど重要ではない。もっと興味深いのは、この機械すなわちミニチュアのプラネタリウムの第一号機をだれが作ったかということである!

ホーエンシュタウヘン家の皇帝フリードリッヒ二世は、1229年に第五次十字軍から帰還したとき、東方から不思議なテントを持ち帰ったといわれている。そのテント内部にはゼンマイ仕掛のモーターがあって、人々はテントのドーム型屋板に星座が動くのを見ることができた。もう一度いうと、これは昔のプラネタリウムなのだ。当然そのような物が存在したことは認めよう。必要な機械技術が当時すでにあったことを知っているからである。ただ大昔のプラネタリウムの概念が我々をいらいらさせるのは、キリストの時代には地球の回転を考慮に入れた恒星のある天空という概念がなかったのだ。古代の博識な中国やアラビアの天文学者たちでも、この不可解な事実に関しては何の説明も与えていない。ガリレオ・ガリレイが生まれたのはそれから千五百年後である。アテネを訪れる人はこの"アンティキュテラの機械″を見おとしてはならない。それは国立考古学博物館に陳列してある。フリードリッヒ二世のテント式プラネタリウムについては記録しか残っていない。

太古の不思議な遺物

古代から残された不思議な物はまだある。一万年前は南米にまったく存在しなかった動物、すなわちラクダやライオンなどの線画が、海技一万二千五百フィートのマルカワシ高原の岩に描かれている。

トルキスタンでは一種のガラスまたは陶器で作られた半円形の構造物を発見した。その起源も意味も考古学者には説明できない。

大惨事で破壊されたと思われる太古の町の廃墟が、ネバダ砂漠の死の谷にある。今でも溶けた岩や砂の跡が見られる。火山爆発の熱では岩を溶かすのに十分ではないだろうし、おまけに、その熱だとすれば最初に建物を焼いたことだろう。現代ではレーザー光線だけがそのような高熱を出せるのである。奇妙なことに、この地域では一枚の草の葉も生えない。

レバノンには"南の石"と呼ばれるハジャル・エル・グプレがあり、二百万ポンド以上の重さがある。加工してあるが、人間の手では動かせるはずはない。

オーストラリア、ペルー、北部イタリアには人間がまったく近寄れぬ岩壁に、人工的に彫りつけたマークがある。だがその由来はまだわかっていない。

カルデアのウルで発見された黄金の板に彫られた銘文には、人間に似た"神々"が天空からやって来て、その板を神官たちに贈ったと述べてある。

オーストラリア、フランス、インド、レバノン、南アフリカ、チリには、アルミニウムとベリリウムを多量に含んでいる不思議な"黒い石"がある。どく最近の調査によれば、これらの石は太古に非常に強力な放射能をあびたにちがいないという。

シュメールのくさび形文字板には惑星群をしたがえた恒星群が描かれている。

ソ連では考古学者団が飛行船の浮彫を発見した。これは一列にくっついて並んだ十個の球から成り、それが直角の枠に乗っかって、全体は二本の柱で両側が支えられている。別な発見物のなかには人間の姿をした小さなブロンズ像があるが、これはだぶだぶの服を着ており、首のところはヘルメットで密封状態になっている。クツも手袋も服につながっている。

大英博物館にはバビロニアの粘土板があり、これには過去と未来の月食について書いてある。

中国、雲南省の省都昆明で、上空へ上昇しているところを示すロケット様の機械の彫り物が発見された。この出土品は地震の際中に昆明湖の底から突然出てきたピラミッドの上にあったものである。

これらの物やその他多くのナゾの遺物をどのように説明したらよいだろう。古い伝説類を大ざっぱにイカサマだとか誤りだとか無意味だの見当違いだのと称して片づけようとする人があれば、それは問題からのがれようとしているにすぎない。またあらゆる伝説を不正確だときめつけながら、自分の使用目的に合うときはそれを利用するのもむちゃくちゃなやり方である。

新しく出た結論が人間を従来の考え方から引き離してしまうという理由だけのことで、事実または仮説などに対して目や耳をふさぐのは卑怯なことだと私は思う。

世界中で今も刻々と新しい発見が行なわれている。現代の通信や輸送の手段は発見された事を世界中に伝えている。あらゆる分野の学者は今行なっている研究にそそいでいるのと同じ創造的な熱意をもって、過去からの報告にとりくむべきである。我々の過去の発見という冒険はその第一段階を終了した。そして今や人間の歴史における第二のすばらしい冒険が、人間の宇宙への進出とともに始まっているのである。      

(第9章終り。以下次号) 

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