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  だれにもわかる「生命の科学」


 第10課 意識による旅行  第1部

 みなさんこんにちは。本日も多数ご出席いただきましてどうもありがとうございました。先月は『生命の科学』の第10課を解読するはずでしたが、総会(日本GAP総会=10月10)を開きましたので月例会は中止になり、解説もできませんでした。そこできょうは第10課を解説することにします。

第10課は「意識による旅行」というところです。
この原題はConsciousTravelingとなっています。つまり「意識的な旅行」という意味ですね。もっと詳しく言いますと、自分の体を動かさずに意識だけであっちこっちを見て歩き、あるいは物音を聞くというような意味になります。ですからこれはテレパシー・遠隔透視・過去透視・未来透視といったものを意味します。

宇宙に刻まれた記憶

 最初のところを見ますと「これは今までよく知られてきたいかなる心霊斡的な方法を用いるのではなく、また心霊研究界でいわれているような神秘的な指導霊に身をまかせたりするのでもありません。自己の目的を果たすために他人をトリコにする権利を有している死者の霊魂や霊媒というものは存在しません。あなたが持っている唯一の権利は、創造主の似姿であるあなたの半身を認めることと、それと共に活動することにあります」とあります。つまり、俗に霊界通信と言われているものやそれを行う霊媒というものは全く存在しないのだということです。
 
 ところが今でもこれがよく行われているようですね。私も若いころはこういうことに非常に興味がありました。そして霊媒と言われる人のところへ行って霊界通信の様子をつぶさに観察したことも何度かあります。しかし結局はみな支離減裂なことを言っていて、筋道の通ったものは何もありませんでしたね。ただしこれは霊媒が悪いのではありません。霊媒自身は本当に死者の霊魂が自分にのり移っているのだと思っているわけですから‥‥。しかしそれは思い違いであって、実際はその霊媒の体の細胞から発する想念や印象が表面に出てくるにすぎないようです。

  そして128ページに行きますと最後の行から「あなたの生命の連続した各段階は、あなたの誕生時から現在までが具体化したものでした。あなたが一肉体中にはらまれた日から今日までのあらゆる脈拍は「宇宙の記録書」の中に記録されていますJとあります。この「宇宙の記録書」というのは、原文ではCosmicRecordsとなっています。これは古代インドの言葉を借りればアカシックレコード(AkashicRecord)とも言いますが、要するに宇宙にはありとあらゆるものを残らず記録する要素があって、それが人間の言葉・想念、その他すペてのことを記録しているのだということです。

 それではどこでどういうかたちで記録しているのかということになりますと、これは私にもわかりません。「ヘー、そんなものかな」と思う以外にありませんね。しかしこの宇宙空間の中では、これだけ大魂模なものが造られ、消滅し、そしてまた新しく生まれるというような、私たちの考えの及ばないようなものすごいことが行われているわけですから、それを考えれば私たちの行動や思想などの波動はすべてどこかに刻まれていると考えても間違いないと思います。

 ですから129ページの7行目からありますように「心が意識と一体化すれば、それはこれまでの生活に起こった変化のすべてを再び見ることができる」というわけです。つまり心が意識と一体化すれば過去のありとあらゆることを知ることができるし、見ることもできると言っています。

 これを一般に過去透視と言います。簡単に過去透視などと言うと何となく魔術めいた響きがしますから「何千年も何万年も昔のことを透視できる人なんているのか」と疑う人もいるでしょうが、私が知っているだけでも、アダムスキーをはじめ何人かいらっしやいます。
 
 ただ、透視できるという物的証拠を見せろと言われてもそれはその人の内部で起こる現象であり、本人にしか見えないことですから証明しようがありませんが、信じる人は直感的こ信じますし、信じない人はいくら説明しても全く信じようとしません。今までにも「関心がなくなった」と言ってGAPをやめていく人が少なからずありましたが、これはどうにもしようがないですね。理解カの不足なのか、あるいはカルマがなかったのか知りませんが、同じ人間でありながらこうまで違うものなのかと不思議になります。こういうことに関心を持つかどうかというのは人間の学識・教養とは関係なく、何か別の要素があるようです。どんなに教養があってもお金もうけばかりに興味を持っている人もいますし、そうでない人もいます。なぜそんなふうに分かれるのかということを考えれば考えるほど不思議になります。あまり不思議がって首をひねってばかりいますと首が痛くなってきます〈一同笑)。

 とにかくそのように非常に不思議なことにたいして驚異のフィーリングを起こすということや、何かを求めようという意欲を起こすことは非常に重要だと思います。

知識欲が基礎

  131ページヘ行きますと「心の拡張とは何か」という見出しがあります。「まず知識を得ようという欲求が基礎とならねばなりません」とありますが、これは今申しましたように、私たちはまず「これは不思議なことだ」というような驚きのフィーリングを起こし、次にそれを知りたいという欲求を持つことが根本的に重要だということを言っています。

 「例として一つの機械装置をあげましょう。天文学の初期の時代に宇宙空間の星々を見るために小さな機械(望遠鏡〉が発明されました。これは光点として見られる物についてもっと詳細に観察しようとする一装置を通じての一種の視覚の拡張でした」。つまり夜空に見えるたくさんの星を見て、あれはいったい何だろうかと疑問を持ち、それをもっと詳しく知りたいという欲求を起こしたことによって望遠鏡というものが発明されたわけです。だから何かを発明するときには特にそういう欲求を起こすことが重要になります。

 星の話に戻りますが、131ページのまんなかへんから「そしてその光点が固体かどうか、もしそうならばその表面に何があるかを知ろうとしました。月は地球こ最も近い物体でしたからまずそれが観察され、その表面に山や穴があることが判明しました」とありますが、月に望遠鏡を向けて最初にそのあばた面を発見した人はだれだかご存知ですね。そうです。オランダで発明された望遠鏡を改良して月をのぞいたのは、イタリアのあの有名な大物理学者、ガリレオ・ガリレイですね。

 そしてその次に「肉眼ではこんな物は見えませんので、これは「機械の目」であったといってよいでしょう。その「機械の目」が知識を拡張するのを助けたわけですが、これは全く『知りたい』という欲求があったためです。つまり人間の内部の何物かが『この地球以外に生きる揚所はもっとたくさんありますよ!』と常に人間に語ってきたからです」とありますが、ここは大変素晴らしいところです。人間の内部には根源的なるもの、つまり宇宙の意識というようなものがあって、それが人間の心に語りかけてきたというわけです。それを最も強く感じたのがガリレオ・ガリレイだったわけです。ここでも好奇心が重要だということがわかれます。私なんかも好奇心の魂みたいなものです。しかし好奇心というのは単なる興味本位とは違います。それはあくまでも自分の知識欲を満たそうとする欲求であって、猟奇趣味的な欲求ではありません。

 それから続いて「時代が流れるにつれて種々の観測装置により遠方を見る技術が発達してきました。現在はパロマー山上の200インチ望遠鏡が、不可視の宇宙空間に存在する未知の天体に関する知識を人間にもたらしています。こればまだ序の口にすぎません。電波望遠鏡がもっと多くの知識を伝えてくれるからです」とあります。パロマー山には200インチ望遠鏡がありますが、GAPの海外研修旅行でも何度かここを訪れましたので、みなさんのなかにもあのすごい装置をご覧になった方が少なからずいらっしゃるはずです。アメリカというのは非常に広い国ですから、東部の人が西部のパロマー山へ登ろうとしてもそう簡単には行けないはずです。日本ならば観光バスを一日に何回か出して観光客をどんどん送り込むところでしょうが、アメリカではあそこまで行く観光バスなんてありませんから自分で車を運転して行かなければなりません。そういうわけで日本人はめったに行かない所なのですが、そういう所へ何度も行ったということは貴重なことであり、本当に良い勉強になったと思います。

 ところでこのパロマー山の200インチ望遠鏡は、光学望遠鏡としては世界一の大きさを誇っていたのですが、数年前にソ連がもう少し大きいものを作ってしまったために今では世界第2位になってしまいました。しかしいくら大きくても光学望遠鏡の視界には限度がありまして、今ではもっと遠方の状態を知るために電波望遠鏡が発達してきました。

 そして131ページの最後に「顕微鏡についても同様のことがいえます」とあります。顕微鏡もやはり極微の世界を知りたいという欲求によって発明されたものですが、これもどんどん発達して、今では光学顕微鏡を通り越して、電子顕微鏡というものによつて数十万倍というすごい倍率で物を見ることができるようになっています。これもやはり「この世には人間の目に見えないほど小さな生物も存在しますよ」と意識が人間にささやきかけたからそれを見たいという欲求が起こって顕微鏡というものが発明されたと言えるでしょう。

意識の日で見る

 そのように意識のささやきかけによって人間はいろいろなものに興味を示し、それを知るためにたくさんの機械を発明したわけですが「しかし宇宙のすベてを人間に知らしめるような機械ば決して出来ないでしょう」と132ページのしまいから3行目こあります。そして「心と対になっている意識こそが宇宙に関して人間が知るための唯一の道具です」と続いています。つまり意識というのは単なる機械と違い、宇宙全体に遍満し、万物を知るものであるわけですから、その意識の手に心をゆだねるならば人間には無限の知識が与えられるはずであるということです。だから「すすんで意識から指導を受けねばなりません」と133ページの3行目にあるわけです。そして「これこそセンスマインドがその半身を見いだして全宇宙の一部分になるための唯一の方法です。イエスはいっています。『見なくても信ずる者はさいわいである』と。肉眼は宇宙空間の遠方を見ることはできませんが、「意識眼」はそれができるのです」(p133、4、6行目)とありますが、意識眼というのは良い言葉ですね。

 日本では古来から心眼という言葉がよく使われていましたし、あるいは以心伝心という言葉を残すほどに日本人というのは古代から非常に哲学的でテレパシックな民族です。現代でも腹芸などと言って、相手はあまりしゃべらないのにその胸中を察してお互いにコミュニケーションを図るというようなことはよく行われてきました。これは全く日本人独特のやり方であって、白人社会ではこういう方法は絶対に通用しません。ただし最近の日本人はあまりにも唯物的になってきましたから古代のようなテレパシックな能力はだいぶ失われてきたようです。

 そして133ページの「テレパシーと遠隔透視法」というところではテレパシーの開発方法が書いてあります。「一度にあまり多くの物を見ようとしてはいけません。少しずつ意識の中へあなたの心を拡張させながら、望遠鏡を使用するのと同じ方法を応用しなさい」と、いたって簡単に説明してあります。

 望遠鏡というのはみなさんもご存知の通り、筒先に対物レンズが取りつけてありまして、それによってそのレンズの焦点に遠方の像が結ばれます。それは非常に小さいので肉眼では見えません。そこで接眼レンズという虫メガネを手前に置いて拡大して見ているわけです。そうするといかにも自分が遠方のその場所へ行ったように大きく見えるのですが、実際は目の前に結ばれた小さな像を虫メガネでのぞいているだけのことなのです。これが普通の屈折望遠鏡の原理です。ということは接岸レンズがなければ見えませんし、もちろん対物レンズが欠けても見えません。

 ですからここの「望遠鏡を使用するのと同じ方法を応用しなさい」というのは、今まで分離させていた自分の心と意識とを密着させて、望遠鏡で物を見るようなつもりで意識を通して万物を見なさいと言っているのだと思います。

 例えばここにテーブルがありますが、これは肉眼で見えます。0私は目が悪いのでこのようにレンズ(メガネ)を前にあてるともっとはっきり見えます。しかしこのようにただ肉眼で見るのではなく、自分の内部に充満している意識という目に見えないパワーの中へ自分の肉眼を埋め込んでしまい、その意識を通じて見ているのだというようなフィーリングを起こすことが大切だと言っているのだと思います。これが透視力を開発する方法だということです。

 私も実際にそのようなフィーリングを起こして透視の練習をやっていますが、そうしますと明らかに大きな差が出てきます。私でも時々遠方の光景が見えることがあるのです。ただしまだ指向性を持たせるほどのところまではいきませんが・‥・。
 とにかくこういうのはフィーリングの問題です。理論的こああなるからこうなるんだというふうに考えすぎないで、とにかくそういうフィーリングを起こしてみることです。つまりさっき申しましたように、心眼で見るのだというフィーリングを起こすのです。鼻の上の両側にくっついている肉眼で見るのではなく、自分の体の中に存在する別な目(第3の目ともいいます)で見るのだというフィーリングです。

 そして「事を急いで早くテレパシーの能力を開発しようとあせるよりも、ゆっくりと向上するのがはるかによいのです」(p133、13、14行目)とありますように、無理に見ようとしないで自然のままに行えと言っています。そのためには「忍耐をあなたの土台として心を次第に意識の中へ浸透させなさい」ということです。

>>第10課 2部へ続く

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