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 多条光線を放つ円盤 ゴードン・クレイトン

第1話 日本GAPニューズレター 第52号 より

UFO現象のことをよく知っている人なら、常につきまとう特徴の一つが"光"であることを知っている。

実際それは最も重要な特徴なのかもしれない。指向性のある光線、連続的に色光を変化させながら動く光線や光輝、着陸した物体からあたり一帯を探索する直線のレーザー状光線、しかもそれが1、2キロメートルの距離に達することもあるのだ。また空中の円盤から光線に乗って人間が上降したり上昇したりする。"曲がる"光線、金属製とおぼしき物体の表面から出るコロナ状の光輝等々。UFOにまつわるといわれている光現象の範瞬には限界がないらしい。現在われわれが知っている以上に光について理解したならば、UFOに関して、しかもその推進法に関してもっと多くの事が理解できるのだろうか。

多数の別な報告によると、人間の心をコントロールする手段として光線とか光る物や球などを用いる"人間"がいることが強調されている。またトランカス事件やその他の事件に見られるように、犬やその他の小物を眠らせたりボーツとさせたりするし、イタペルナ事件のように人間を空中に上昇させたりする例もある。また殺したり不具にしたりする光線もある。

2,3の例で白昼の目撃に関するものがあり、その場合は不思議な光線(それとも他の放射線か?)が上空の奇妙な物体から地上へ放射さLている。こうした例のなかにはこのような放射線告UFO自体も見られず、ただ写真を現像してみるとその中に奇妙な物が写っていて、それがどうやら"円盤"または"放射線"らしいことに初めて気がつくという場合もある。もちろん、ときにはそれらがレンズのフレアー、二重露出、薬品によるいたずら等の如き納得のゆく説明ーしかも証拠のある説明が出てくることもある。しかしここではこうした説明でもどうしようもない実例に関心を向けようというわけで、3件ほど取り上げることにしよう。1つは白昼の事件で、2つは夜の出来事である。

1.ミナスゼラエス事件

▲1989年9月27日、米テネシー州のナッシュビルで定年退職した男性が夜間に多彩な色光を放つ円盤状物体を撮影した。奥さんも一緒に目撃。

ウォルターー・ビューラー博士(注=ブラジルGAPリーダー)の「1968,9年ブラジル円盤事件、第2部」の第36には、1969年7月13日付のブラジルの新聞コルレオ・プラジリエンセ紙の記事を載せているが、それによると、ウバルド・ローサス氏が1968年9月上旬の夜、ミナスゼラエス州コロマンデル付近の道路をドライブ中レンズ状または葉巻型物体を見たけれども、その物体から強列な多条光線が放射されるのを見たという。

2.フランスのロテガロンヌ事件

このすばらしい最近の事件の詳細に関しては、ピエール・ベルトン大佐と、フランスの円盤研究グループGEPAの会長ルネ・フーエーレ氏に負うところが大きい。後者が出している"空中現象"誌第30号(1971年12月発行)にはフーエーレ氏の特別な要請にこたえてベルトン大佐が書いた記事が掲載されている。2名の憲兵隊将校をつれた大佐は事件発生よりわずか1週間後に目撃者に会い、きわめて明快かつ詳細な模範的報告書を作成することができた。

目撃した日は1971年11月13日から14日にかけての夜で、この最初の記事は"不思議な機械に追跡されたロテガロンヌの農夫″という見出しのもとにラ・デペシュ・ドユ・ミディ紙に掲載された。場所はロテガロンヌ県マルマンド郡セーシュの北東12キロばかりの所にある田園地帯のラシャブルである。

11月13日(土曜日)の午後9時頃、農夫のアンジュロ・セリョは自分のトラクターに乗って約4ヘクタールの自営農場を掘り起こし始めた。この農場は彼の家に隣接し、ラシャブルとサンアビをつなぐ道路に沿った約200メートルにわたる前面地を持っている。

セリョのトラクターは2個のヘッドライトと1個の尾燈がそなえてあって、そのすべてが点燈されていた。しかも調節できるスポットライトもあった。

午前1時50分頃(11月14日)仕事が終わりかけたとき、彼は一つの光る物に目がひかれた。大きなヘッドランプから来る光のようで、北西約1キロの距離らしい。この光は部分的に樹木によってさえぎられている。だれか他の農夫がトラクターで夜間作業をやっているのだろうと思った彼はそれ以上注意を払わなかった。

しかしそのあと畑の北の境界をなしている小川の方に向かってトラクターで丘をくだっていると、またその光が目について、しかも自分の方へゆっくりやって来るのがわかった。地上の光ではない。その光の右側に小さな赤い光も見える。トラクターのエンジンの音のために他の音が聞こえないので、彼は後部に赤色燈をつけたヘリコプターが接近して来るのだろうと思った。 仕事が終わって道路の方へ斜面をくだって行きかけたところ、物体はなおも接近して来るので、もっとよく見ようとして2、3度回り、スポットライトをつけてその正体をつきとめようとした。

▲現場のパノラマ写真(角度を変えて撮った数枚の写真をつなぎ合わせたもの)に円盤と黒線を書き込んだ合成写真。矢印は円盤の進行方向を示す。

しかし物体は彼から約40メートルの右寄り頭上に来て、トラクターと大体同じスピードで進行して来る。(時速5キロであった) 物体の光は白昼のように明るくて、トラクターは強烈な黄色の光で照らされた。どうやら一列にならんだ5つの強力なランプから放射されるらしい。小さな赤色光はまだついていて、黄色光ランプの列の右側約4、5メートルの所にある。

恐ろしくはなかったが、わけのわからぬままセリョはふたたび道路のそばのあぜの端まで来て停止した。するとその瞬間、頭上で静止していた物体がゆっくり降下し始めて、地上10ないし15メートルの所まで来た。急にこわくなって、故障を起こした飛行機が頭に落ちかかってくるのではないかと思った彼は、トラクターをニュートラルにし、エソジンもライト類も切らないで飛び降りて、弟のジャンの家に向かって道路を一目散に走り出した。危急を告げて、必要とあれば助けを求めようとしたのである。

だがトラクターから約30メートル逃げたときに振り返って見ると、物体はまた上昇していて、もと来たときと同じコースを後退している。そこで弟を呼ばないことにしてトラクターの方へ引き返し、エンジンとライト類を切ってしまった。不思議な物体は50メートルむこうにいる。ここで彼はひどく驚いた。その物体から音が聞こえないことに気づいたのだ。完全な無音で動いて行くのだ。

右側になおも赤い光を放ちながら去って行く物体は今や小川を越えた。すると突然その光は更に強烈になった。新しいランプ類が光を放ったようだ。それから物体は低い丘の頂上を越えて視界から消えてしまった。 すべては終わったが、後に調査した人々に語ったよりもおそらくもっと気の転倒していたセリヨは、もう30分ほど作業の結末を見たいと思つたけれども、もう働く気がしなくなり、ふたたびトラクターを動かして小屋の方へ引き返し、それから寝た。時刻はちょうど午前2時である。

セ リ ョ 氏

1940年生まれのアンジュロ・セリョ氏はがっちりした体格の男である。彼は健全な精神の持主で、大げさでも控え目でもなく気楽に話す。セーシュ憲兵隊長が確証しているように、セリョ氏は近隣では最も立派な住民として評判が高い。彼はブリーヴの126歩兵連隊で軍務に服し、夜間に観測し続けることや歩哨の任につくことには慣れている。また彼は良き夫、良き父親としても評判がよい。まじめで勤勉である。彼は翌朝まで事件については妻に話さなかった。これまでこんな現象を見たことはなく、円盤について読んだこともない。空飛ぶ円盤のことを他人が話すのを聞いたことはあるが、信じてはいなかった。彼の話によると、円盤は自分の方へ直進したのではなく、少しジグザグで来たのだという。それは"浮かんでいた"と語っている。

赤色の光については、いつも黄色の光から同じ距離の所にあったけれども、まったく同じスピードで動いているようには見えなかった。彼の意見によれば、物体の長さは赤色光を含めて10メートル程度であった。

現場の地形

@物体が出現した地点 Aセリョ氏がトラクターを止めた地点 B物体が静止した場所 C物体が頂上を越えて見えなくなった位置 Dセリョ氏がとまった場所

その地域は一連の小さな少々けわしい谷に続いており、多くの場所から−特にラシャブルから−高圧の送電線が見えるけれども、それは数キロ彼方である。このあたりの土地一帯では作物が作られており、ブドー畑と牧草地が少しある。各畑は生垣で分割してあり、この特徴のためにその地域には木が生い茂っているような様相を呈している。

セリョ氏の畑は北の方へ向かってかなりの傾斜をなしている。つまり道路から小川にかけて下り吸となり、それから地面は丘の頂上に向かって急な登り坂となる。この頂上で物体が見えなくなったのである。トラクターには12ボルトの電気系統がそなえてある。

スポットライト(白色光)は45ワットである。11月30日にはその畑に磁気は検出されなかった。畑の小麦(11月14日からまかれた)の成長の様子や、円盤で照らされた畑の小麦とそうでない畑の小麦に何かの相違があるかどうかを観察するようにとセリョ氏は頼まれていた。

天 候

当時の天候は霧が深く、こぬか雨が降っていた。11月13日の午後は雨が降っており、翌朝、すなわち事件後の14日も雨となった。しかし目撃の頃は風はなく、空は暗くて星は見えず、月も出ていない。(11月の新月は18日である。)

第2話へ続く

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