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新アダムスキー全集

 ├ 写 真
中央アート出版社
TEL : 03-3561-7017
E-mail :info@chuoart.co.jp
 <巻頭言> 宇宙時代の到来

GAP Newsletter No.74 より転載

いつか、必ずゴールに到達出来る!

ジョージ・アダムスキーの宇宙哲学を研究してみると、徹頭徹尾、人間の内部に潜在する未知の能力の開発に重点がおかれていることに気付く。テレパシー、透視力、予知力等の開発である。開発というよりも人間の精神が高次なレベルに発達すれば自然にこれらの能力が顕現するものなのだろう。これを超能力と称するのにはいささか同調しかねるが、他に適当な語が見当たらぬので一応これを用いることにしよう。

ア氏の体験記を読んで不信感を起こす人が最も強く指摘するのは、進化した異星人が、発音される言葉によらないで相手の想念を読み取って精神感応的に自由に会話を交わすことができるという説明である。そのような事はあり得ないというのだ。しかし彼ら異星人はこの能力が自在であり、限度を超える場合にのみ音声による言語を用いるという。

ここで懐疑論者が強調する否定論は地球人の肉体や精神構造を基準にしているという点を考える必要がある。地球人の人体はおろか知能や精神の発達度は人間として最下位に属するという"事実"をあらためて認識し、この地球という惑星の持つカルマに思いをめぐらすならば、前記の否定論はきわめて唆昧になってくるのである。

その"事実"を知るにはアダムスキーの体験記による以外に方法はないが、高度な学識教養を有する人士が真っ向から否定し嘲笑する一方、中学生程度の幼年男女で直感的に事実であることを悟って、遥けき惑星に限りない感慨を抱いたりする人もあるが、これも実は人間の内部に潜在する先天的なテレパシックを能力に起因するのであって、学問や知識を土台とした結果ではないのである。

いかなる人間の内部にも超能力的な特殊能力は潜在しているけれども、一般人はそれに気付かず、ましてや開発の自己訓練などは全くやらないから、潜在能力は眠ったまま忘れ去られてしまう。これは自動車の運転能力はだれにも備わっているけれども、練習をしなければその能力が出てこないのと同様である。

人間が本当の意味でのコズミックマン(宇宙的人間)を志向するのなら、自己に内在する無限の能力と可能性をまず認めて、それを開発し、駆使することが必要となる。をぜなら別な惑星の進化した人類がその能力を応用して天国のごとき世界を築いているのならば、我々もそのような生き方に習うべきであろうからだ。

したがって我々は単なる道徳上の愛とか慈悲とかの抽象的問題のみにとどまらず、超能力を駆使する人間として驚くべき離れ業をやってのけるように自己訓練に励まねばならないが、これは容易ではない。とかく非宇宙的紳胞が頭をもたげて、そんな能力など出てくるものかとわめきたてるのだ。

だが最近のある本によると、本来透視力などに全く関心のなかった人が猛烈な自己訓練によって、自在に何でも遠隔透視できる能力を開発したという。しかも本人はその能力については黙して語らず、ひそかに応用して他人を助けているとも述べてある。これはGAPとは無関係な人の体験だが、我々には素晴らしいテキストがある。アダムスキーの 『生命の科学』と『テレパシー』、それに『宇宙哲学』だ。これらを総称してアダムスキー哲学または宇宙哲学というのだが、これを学んで応用しないという手はない。アダムスキーが 『生命の科学』講座を開始した初期の頃、米国で受講した人々のあいだに奇跡が続出したといわれている。

日本でも『テレパシー』 と『生命の科学』を邦訳版で出した当時、たしかに超能力をある程度開発した人々があった。しかし年月の経過とともにこれらを読む人達は次第に観念的とをり、実習から遠ざかった傾向がある。これはまことに遺憾なことで、折角偉大なガイドブックに恵まれながらこれを生かし得をいというのは大きな損だとも言えるだろう。

というのは、地球という惑星は将来、次第に険悪化しこそすれ、このまま何事もなくて天国のような世界になることは逆立ちしても考えられないからである。予想される大変動としてはポールシフトによる自然の大激変、第三次大戦という人工的な大惨禍、これに経済界の大変動の三種類があるが、この内最も可能性のあるのは三番目である。

ある日何らかの理由で価値観が大転換するか、または食糧不足で超インフレになるか、世界的な暴動が発生するかで、紙幣がただの紙切れ同然になるときがいつか来るかもしれをい。こうして地獄のような様相を呈した時代に頼りになるのは金力ではなく自己の信念とテレパシックを感知力である。食糧の入手できる安全な地域で生き延びるにはどこへ行けばよいか、どうすればよいか。

これを教えてくれる者は自己の内部の"宇宙の意識"からマインド(心)に伝達される印象なのであって、マインドだけに頼って生きている他人ではない。自己を失って他人の言に左右されている者は悲惨を運命におちいるだろう。だからこそ我々はアダムスキーの宇宙哲学を重視せざるを得ないのである。

この哲学は観念の空回りではなく、人間を救う神秘的を力を秘めた高次な導き手であることは間違いない。多くの実例が実証しているのだ。強烈なイメージを描き、ミラクルワード(奇跡を起こす言葉)をとなえて望ましい物事を実現させるのもこの宇宙哲学の実践法の一つである。

そして更に身につけたいのはテレパシー能力、透視力、未来予知能力等の素晴らしい能力である。これは絶対に不可能だというようなものではをく、むしろ人間が発堀に着手するのを待っているのだ。万人の中に潜在するこの偉大な力をまず認めて、次に規則正しい練習を忍耐強く続ければ、いつか必ずゴールに到達できるだろう。それを実現させるためにもイメージを描くことは重要である。

(久)
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