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新アダムスキー全集

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中央アート出版社
TEL : 03-3561-7017
E-mail :info@chuoart.co.jp
 質疑応答 ジョージ・アダムスキー

第3回 1部 UFO Contactee No.93より


問(35) スぺ−ス・ピープルは物質化したり非物質化したりするのですか。

答 いいえ、しません! 彼らが物質化や非物質化が可能だとすれば、なぜわざわざ金属製の船体を作ったのですか? このことは採鉱、製錬、金属の合金、宇宙船の建造、乗員の乗り組みなどを必要とします。もし彼らが地球でよくやっていたといわれるような物質化や非物質化の神秘的な力を持つとするならば、上の過程は時間と労力の無意味な浪費となります。

私たちはレーダーによるUFOの追跡や円盤墜落後の調査などから、UFOが全くの"物質的"なものであることを知っています。この点はどんなに強く強調してもしすぎることはありません。スペース・ピープルは地球上の私たちと同じ肉体と血液から成る普通の人間です。
(注=スペース・ピープルが何らかの方法で光線を遮断して船体や人体を見えなくする現象はあるようだが、この場合は非物質化したのではない)

問(36) 人間は宇宙の法則とその応用法をどこで学ぶことができますか。

答 私がいま準備中で、この質疑応答シリーズでも予告しました『テレパシー』という著書に私が応用した法則が説明してありますし、ブラザーズ(注=友好的な異星人)が私に語っているのですが、その法則は近隣の惑星群でも住民によって応用されています。

これは普通に認められているテレパシーの教えではなく、人間とは何か、人間はどのように機能するのか、人間の存在の目的は何か、などを説明しています。これらを理解することが本当のテレパシーの解明の基本となるのです。「人間は自分自身を知れ。そうすれば万事が自分に洩らされるだろう」という諺ほどに真実なものはないからです。自然のすべては単純なものですが、宇宙の諸法則もそうなのです。

宇宙の法則は地球人にとって目新しくもなければ未知なものでもありません。それは地球の哲学的な教えによって長い時代を通じて伝えられてきました。しかし普通の人にとってこの教えは不可解の雲の中に隠されてしまい、抽象の分野に追いやられてしまいましたために、がらくたの山の中に失われてしまった真理の核心に気づいている人はほとんどいません。

次のことを記憶すべきです。″真実の哲学は万物が存在せしめられた目的に従った生活の科学以外の何物でもないのです。そこには永遠の成長と融合があるはずです。分割は絶対にないのです。

『テレパシー』の著書に返りましょう。この本を勉強すればスペース・ピープルとコンタクトできるかと私は尋ねられたことがあります。これについては約束できません。発達と成功は与えられた知識にたいする各人の応用にかかっています。すでに『宇宙船の内部』にテレパシーについて少し述べてありますが、それを読んだ多くの若い人たちが、友人とテレパシーによる通信でいちじるしい成果をあげています。

このことは「幼児のようになる」ことによって学べという諺の大変すぐれた例証だと思います。というのは幼児の心は、年長者が具体的事実として文句なしに認めている既成概念に汚されていないからです。多くの人にとってはこの"具体的事実"が障壁となって、既成概念にたいして未知の新しい概念が入ってくるのを妨げます。

問(37) 現在スペース・ピープルは私たちが発する想念をキャッチすることができるのですか。

答 ええ、彼らは常にそれができます。私の著書『宇宙船の内部』でくわしく説明しましたように、あるグループのスペース・ピープルが私の真剣さをテストし実証した上で、世界の人々に伝えるための代表として私を選んだのは、私の想念をキャッチしたからです。

彼らはまた、彼らの方へ想念を送っている多くの人にも気づいており、多くの場合、彼らは応答しています。しかし私が聞いたところでは、送信するほとんどの人は「コンタクトしたい」という想念を送ることで心が占められているために、"受信局"を設けるチャンスが出てきません。どうみてもテレパシーというのは送信と受信の両方が働かないとコンタクトも実現しないのです。

スペース・ピープルとのテレパシーによるコンタクトに関心のある、あらゆる年齢層の人々にたいして、私は常に次のようなアドバイスを与えています。まず地球上の友人とテレパシーの送受信のテストをやってみるのです。

自分がすでによく知っている人からテレパシーによるメッセージを受信できないというのに、どうして他の惑星から来た人たちとのテレパシーがうまくゆくでしょうか。

問(38) あなたは転生(生まれかわり)説を支持しますか。

答 あなたがどのように呼ぼうとも、明らかに生命の連続があります。生命は永遠であり、永遠とは初めも終わりもないことを意味します。あなたはこの世界かまたは他の物質的な世界で、いままで存在してきましたし、今後も存在し続けるでしょう。

神なる自然は浪費を知りません。自然界のどの面を調べてもその証拠が見られるはずです。樹木は数世紀を通じて巨大な木に生長しますが、最後には地面に倒れてチリと化します。しかしこのチリそのものが未来の樹木の肥料となりますので、その樹木もまっすぐに強く生長できるのです。

人間の"生命"もこれと同じです。正しく応用されるならば各生命体験は未来の生命にたいして強さと理解力を加えます。

人間が一度だけ生を受けて、現在、世の中で本人が占めている社会的地位に理由もなく置かれ、それから気まぐれな創造主によっていわゆる天国か地獄に永遠に投げ込まれるというのは、罪深い浪費ではありませんか。これではスジが通りませんし進化にもなりません。進化の法則は宇宙の基礎です。

ブラザーズが私に説明してくれたことですが、いわゆる霊魂は、それをあらわすための物質的な形がなければ、あらわれることができないし、一方、人体も霊魂すなわち"因"がなければ存在し得ないということです。したがって、この世界にせよ他の惑星にせよ、人間は死んでから今まで使っていた物質の肉体を離れた後、別な肉体に移り住んで、それにより体験を通じて自己を表現したり学んだりするのです。
(注=霊界は存在しないことを意味している)

問(39) 私たちがこの世界(地球)でレッスンを学んだあとは、次にどこへ行くのですか。

答 この質問がどこの惑星かを意味するのなら、それはだれにもわかりません!しかしあらゆる惑星は宇宙の教室です。ちょうど私たちが学校を卒業し、下級の学校で学んだ知識を保ち応用するのと同様に、私たちは惑星から惑星へ、太陽系から太陽系へと進学してゆきます。

宇宙はあらゆる状態の人間にとって多くの学部を持つ広大な学校です。そこには原始的な惑星群がありますし、私たちの地球的な想像を超えてはるかに進歩した惑星群もあります。しかし私たちは最後的にはあらゆる惑星へ行ける可能性はあります。

私たちが地球に関係をもつ必要があるのは、現在のレッスンをマスターして、確かに私たちの宿命で射る未来をもっと急速に受け継ぐことができるようにするためです。

問(40) あなたの言われることが事実であるとすれば、天国と地獄はどこにあるのですか。

答 この二つの言葉は一定の場所よりもむしろ意識の状態に関係があります。天国と地獄は実在する場所で地球以外の大宇宙のどこかに存在すると人間に教えてきたのは、事実の誤った解釈です。

今日多くの人は地球上で地獄の中で暮らしていますが、これは混乱、不安定、分裂などによるもので、このいずれも恐怖、貧困、憎悪を生み出しています。しかしわが惑星は創造主の作品であり、神の創作物です。

人間が自分自身、存在の目的、"全体"にたいする自分との関係などを理解するならば、本人は意識において天国のような自然の状態に目覚めます。そして創造物と自分自身を理解するので、万物にたいして思いやりの心を持つようになります。これは"この上なく幸福な気分ではあるが他にたいしては無関心"という状態を意味するものではありません。それどころか、この理解に達した人は自分に関連して起こってくるあらゆる事に積極的に関心を持ちます。

他人からよせられる非難は気になりません。なぜなら本人は他人はそのレベルでレッスンを学んでいることを知っているからです。この絶えまのない成長と発達は永遠に続くでしょう。また本人は他人の欠点を非難しません。その"欠点"そのものは学ばれねばならないレッスンにすぎないものとみているからです。

こうして本人はある行為を善、ある行為を悪と分類しないで、全体が体験を通じて展開してくるものとみなしています。

以上の考え方は、この広遠な線にそって考えたことのない人にとっては受け入れられないかもしれません。しかし注意深く見まわすならば、こうした事実が本当であることがわかるでしょう。ある人はダンスを楽しみますが、別な人はそれを罪と考えます。どちらが正しいでしょう? どちらの人も自分が正しいと確信します! 一人はあらゆる可能な方法で同胞に奉仕することを楽しみますが、別な人は奉仕されることを好みます。一方が正しくて、他方が間違っていると、だれが言えるでしょう。

賢明な人は他を裁きません。本人は全体を神の計画のあらわれとみなし、創造主は自分の創造物のどんな部分でも非難せず欠点を見いださないということを知っています。

同胞とともに平和に暮らすことは、理解と同情の問題にすぎません。私たちが進歩しようと思えば、他人との日常の接触においてだれもが学び応用しなければならぬのは"宇宙の法則"です。

問(41) あなたは問(21)に掲載されたストレイス氏から受け取った書簡が本物であったことを立証できますか。

答 はい。元の手紙と鮮明にコピーされたものには、挨拶の言葉のすぐ上に国務省の公印が押してあります。この公印は何も書いてない紙には絶対に押されません。これは手紙が書かれてサインされた後に押されるものです。

この公印は厳重に警備されています ー そうあるべきですが。というのはこの公印が押してある文書は全世界にたいして大きな影響力をもつからです。乱雑な使用が許されれば本物だという本来の価値はなくなるでしょう。

したがって特定の人だけがこの公印を使用する特権を与えられています。不法な使用を試みれば、その犯人には即刻重罰が加えられるでしょう。しかし私の知る限りでは、こんな犯罪は起こっていません。この手紙は本物と認められているからです。

>> 手紙の原文コピー PDF(149K)

>> 第3回 第2部へ続く

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