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 UFOの真相 第3話

UFO Contactee No.106 1989 より

テレパシー開発の練習方法とUFOなるものの実態や太陽系内の各惑星に偉大な文明が存在することを説明した稀有の対談。第2話よりの続き。

■ 現象の奥にひそむ"因"を認識

---金星には宗教があるのか。

われわれが知っているような宗教はない。そこの住民は教会へ行ったり宗教について語ったりするかわりに、それ(宇宙の法則)を実生活で生かしているのだ。こんなふうに説明してみよう。われわれが人間または樹木を見るとき、それは結果の世界を見ることになるのだと私は最初に話した。だが一体何が人間を動かしているのか、何が樹木を生長させているのかと、その理由を見つけようとしてわれわれは疑問を起こすことがあるだろうか? 起こしはしない。これが地球人と金星人の相違なのだ。

彼ら金星人は結果(現象)の世界を見るけれども、それは彼らが崇拝するものではない。彼らは目に見えないもの、つまり結果の世界(現象界)を作り出している原因(因の世界)を崇拝するのだ。

彼らは毎日、生活のあらゆる瞬間に創造主を崇拝している。だれもがそうしているのだ。彼らはあらゆる被創造物を尊敬する。

たとえばアメリカの科学者−の1人、ルーサー・バーバンクは偉人だった。カリフォルニア州の品種改良植物園で働いていた。あるときある人が彼に尋ねた。 「あなたは神を信じますか」 と。

彼は言った。「私は毎日神とともに働いています。毎日神と直面しているのです」

みんなはバーバンクを無神論者と呼んだ。なぜなら一般人はこんなふうにしか物事を見ないからだ。彼が失意のうちに死んだとき、人々は彼が言った言葉の意味を認めなかった。一般人は大自然界の植物、動物、その他の生物、人間などを扱うとき、自分が何をやっているかを知らないからだ。その場合、人間は実際には被創造物の中に存在する創造主自身の"現れ"を扱っていることになるのだ。

人間には被創造物を研究するよりも、どうすればもっとうまく自分の創造主を理解できるようになるかという問題がある。これこそ人間が大自然界を扱うときに自分がやっている事なのだ。」

■ 異星人はすべて平等

---その惑星には住民を代表するグループがあるのか。

「 たしかにある。これは必ずなければならないものだ。しかしそのグループは一般住民と変わらない。彼らは地球のわれわれのように階級制を持たないのだ。かりに誰かがその惑星の政府のリーダーになったとしよう。本人は配下に多くの労働者を持つかもしれない。だが本人は他の人々の上に立つ者ではない。同じレベルにあるのだ。他の一般人以上に多くの資産、多くの信用を得ることはない。たとえば他の住民は代表者がはく靴を作る地位にあったりする。代表者は座っていて、物事が間違いなくゆくように見ているが、その世界に関する限り代表者は全く他人の上に立つことはないのだ」

----政党はあるのか。

「ない。政党というものがあれば必ず分裂が生じる。そして互いに争ったりする。統一された社会には政党は存在しないし、いかなる種類の派閥もないのだ。あなたは自分の家庭で両親、兄弟姉妹のあいだに派閥を作っているか」

---ええ、作っているとも。

「派閥を作っている? からかってはいけない。これはひどく真面目な話なのだ」

---それでは次にご説明願いたいが、金星の人々はすべて同じような考え方をするのか。

「彼らは全く同じ考え方をするわけではない。互いに意見を混ぜたりする。完全な社会を作るにはあらゆる部分が必要であるからだ。だから考え方の相違はあるのだが、自分の阪は他人の涙とは違うというので自分がのけ者にされるような派閥はない」

---人間は1つの工場を経営することができるし、またそのように考えるからこそ、その地位が与えられるのだが、これについては?

「そのとおりだ。だから彼らもみな考え方が違うのだ。私としては万人が同じ事だけを考えるような世界に住みたくはない。それは退屈な世界だろう。あなたは人とは違う考え方をしないのか。このカップを作った人は、あなたとは違う考え方をしていた。この別な物を作った人はカップを作った人とは違う考え方をしていた。だが、こうした異なる考え方のすべてはみな必要なのだ」

---人々が違う考え方をし始めると、必ず闘争が起こるのではないか。

「ちがう。人々が考えることを禁じられるときにこそ闘争が起こるのだ。その場合彼らは迷うからだ。あなたの言う事は間違っている。ソ連政府が若い人たちを教育すればするほど、共産主義者が世界を征服するようなチャンスは減少するのだ」

---そのとおりだ。

「おお、それじゃあなたは矛盾することになるのだがね」

---金星の人々はたしかに高度な生活レベルにあるのか。彼らはうんと知的なのか。

「そうだ。そこに重要点がある。今私がそう言うのは、そのように言うことが必要だからだ。というのはあらゆる人は何らかの方法で宗教的な分野においてある種の信仰を持っているからだ。

私は過去の偉大な救世主たちをウソつきだと呼びたくはない。ウソつきだと呼べば私は全く不正な事をすることになる。なぜなら、あの大昔に救世主たちが予言した多くの物事は実現してきたからだ。

私はイエスをもウソつきだと呼びたくはない。彼は言った。『父の家には多くの館がある」と。彼はこの世界で生まれた肉体を別な世界に持って行った。

彼だけではない。歴史によると別な惑星へ肉体のままでつれて行かれた人は他にもいる。以上の事柄は、われわれが今住んでいる世界と同じほどに容易に住める惑星(複数)があることを証明している。」

■ 別な惑星へつれて行かれたパイロットたち

「これ以外にも、UFOが地球へ来るようになって以来、約200名のパイロットが行方不明になっている。あるパイロットは地球へ帰還してから、行方不明になっていたあいだに何をしていたかを語った。言いかえれば、10分間の燃料しかないはずの航空機が6ないし10時間も飛んで帰ってきたのだ。10分間の燃料が尽きた後、ずっとどこにいたのか? こんな実例はいろいろあるのだが、アメリカ政府はこんなのを好まない。関係者やパイロットたちは疑われてきた。彼らは真実を語っているのだが、愚かな人々はそれを信じないのだ」

---その事件は公表されたのか。

「そうだ。多くの機会に公表されてきた。人々がこの惑星から別な惑星につれて行かれて、また地球へつれ戻された。そして彼らはたまたま軍事基地の中にいた、という事件もある。軍が彼らに 『どこへ行っていたのか』と尋問したが、軍は彼らの言うことを信じようとしなかった。その事件は私が住んでいる所からそう遠くない大きな軍事基地で発生したのだ。

軍は1人の男を同じ理由で監禁した。彼は今も気違いにされている。だが彼は真実を語った。しかしだれも信じない。そこで軍は彼を気違いだと断定して強制的に閉じ込めてしまった。

人々は真実を受け入れようとはしない。あなたが何かの真実を語ったとすれば、いかに長く耐えねばならぬかがわかるだろう。あなた方が明日この真実の話を友人、先生、家族などに話すとすれば、断言するが、2日間であなた方は人間が変わるだろう。あなた方は言うだろう。『もうUFO問題は、やりたくないよ』と。2日間でこの知識を失うだろう。友人たちやあらゆる人があなた方を気違いだと思うからだ。人々は真実を認めたがらない。彼らはどのような真実から信じ始めればよいか、それさえわからないのだ。」

■ 過去の偉大な科学者もバカにされた

「私はアメリカで科学者のグループに講演を行なったことがある。するとその内の1人が言った『おい、黙れ。おまえはただの変人だ』私は言った。『その名誉に感謝したい』 と。 『感謝とはどういう意味だ?』と相手が言ったので私は答えた。

『ガリレオや現代のマルコーニ、キューリー夫人、アインシュタイン、エディソン、ベルなどはみな変人と呼ばれたからだ。彼らは今日の社会が用いている文明の利益をもたらした。私はそんな物をもたらしたわけではないので、その名誉を受ける資格はない。私は彼らのような発明家ではないんだ。だから私は名誉を受ける資格はない。その名誉は、歴史で不滅となっており、今から1万年後になってもあなた方のような若い人たちが学校で教わるようなあの偉大な人々のものだ』

今日科学者といわれる人たちのあいだには、科学の研究法で誤りがある。今日われわれが知っている科学者というのは、科学の"結果"を研究しているにすぎない。言いかえれば、彼らは1つの結果から別な結果を研究しているのだ。だから彼らの発見事を具体化させるには莫大な金がかかるのだ。

ところがマルコーニやその他の科学者は抽象的な科学者で、彼らは原因から結果を導き出している。だから彼らは社会の役に立つ物を発見するのだ。それで彼らは歴史に残るのだ。そして、名前は不滅になっている。一般の科学者はすべてただ生きているだけで、それだけのことだ。だから私は講演で科学者団に言ってやった。

『私はその名誉を受ける資格はない』とね。とにかく発言した科学者はそのとき初めて目が覚めて、本人が崇拝してやまない第1級の偉人が昔は変人だと呼ばれたことに気付いたのだ」

■  テレパシーとは何か

---テレパシーについてもっと話して頂けないか。

「テレパシーというのは科学的な目的のために用いられてきた名称だ。科学はそれを用いているし、米政府もテレパシーという名称を使っている。デューク大学のような多くの学校もその名称を用いているけれども、それを第6感と呼んで、多年それを実験してきた。だから新しい事柄ではない。

だが人間は生まれつきテレパシーの能力を持っている。あらゆる動物、あらゆる植物もテレパシー能力を持っている。それは生き物自体の生命なのだ。しかも生命は全く感覚器官に頼っていない。

人間が或る感じを起こすと、それはいろいろな人が"予感""遠隔透視"その他の名称で呼ぶ。だが分析してみると、それは実際には1つの感じなのだ。言いかえれば、人間が或る感じを起こすとき、それは警戒の状態なのであって、この状態は自覚される意識なのだ。本人は自分の周囲の物事について意識的になるのだ。

人間はテレパシーで意志伝達を行なうことができる。動物も植物もあらゆるものがそれをやっている。それは異なる生命体に共通する生命なのだ。 たとえば、あなたは他の誰よりも立派な心を持っているかもしれない。だが、あなたが意識を失えば、あなたの心はもはや立派ではない。それは死んでいる。しかしあなたが心を失いながらしかも意識があるならば、確実に生きているし、肉体を保持していることになる。あなたがそれをやれる限り確実に、意識的な感じの状態は心に移行する。意識は心とは別個に働くし、心とは別個に生きている。しかし心は意識から離れて生きることはできない。ここにテレパシー現象が実際に存在する理由があるのだ。

人間はこれまでにテレパシーを発達させる状態にはなかった。人間は常に音響に頼っている。あなたが私に質問する場合でも、想念がまず無言であなたの内部でわき起こり、続いてあなたはその想念を言葉に変えて口から出すので、私はあなたが考えていることや印象などを理解する。したがってあなたは想念に音声を与え、私は音声で答える。

しかしそれでもあなたはときとしてわき起こる印象をそのまま完全に音声で表現できないことがある。これはあなたが印象を受けたとおりに明確にそれを表現する言葉が見つからないからだ。人間はバイオリンで演奏することはできるし、美しいメロディーを奏でることもできる。もし人間が同じメロディーを表現しようとして言葉で説明しようとしても、それは全く不可能だろう。印象というものは生命における最も精妙なものなのだ。

あなたはネズミについて聞いたことがあるだろう。船が沈む運命にあるとき、ネズミたちはまっ先に逃げ出す。彼らは『船が沈もうとしているから逃げ出せ』という感じ、衝動、印象といったものを起こすのだ。

ところが人間は慌てふためいて自分を失い、どうしようもない状態になる。これはネズミと同じ感じに従わないからだ。またこういうことも分かるだろう。あなたが今まで見たこともない犬の方へ歩み寄って行くとする。犬もあなたを初めて見るとする。だがその動物はあなたがその犬を傷つけようとしているか、それとも喜ばせようとしているかをすでに知っているのだ。あなたが相手を傷つけようとするのなら、相手も身構える。逆に相手を喜ばせようとするのなら、相手は尻尾を振り始めてあなたの方へやって来る。これは音声を伴わない全くのテレパシーによる印象なのだ。」

■ テレパシー開発練習法 

▲1952年11月20日。デザートセンター円盤着陸地点に立つGA。 ▲1989年8月10日。左の写真と同じ場所に立つ編者。

「こうした現象のすべては印象によるのだ。この印象を感受する力を強める練習法としては、たとえば写真の印画紙を1枚用意して、それを両手の掌ではさむ。そして心の中に何かの鮮明なイメージを描いて、それが印画紙に焼きつけられるように念じると、あとで印画紙に画像が出てくる。この場合は額から両手までの距離はせいぜい30センチぐらいだが、あなたはその画像想念波動を地球全体に、または宇宙全体に送信することができる。

重要な事は、自分を信ずること、自分の内部に 『必ずやれる!』 という自信を持つことだ。これを練習して自信をつける必要がある。というのは、あなたはときどき何かを感受しているのだが、必ずしもそれを感知するわけではない。これはあなたがその印象は自分の空想から来るのか、それとも他の何かだろうかと訝るからだ。

あなたはときとしてその印象に気づくけれども、それは自分の空想だと思う。そして自分の空想が混乱していたことが分かる。1匹のハエと仲良しになってたわむれている1頭の象をあなたが想像すると、それは空想だ。こんなことは自然界では全くあり得ない。

あなたがそんなふうにテレパシーを練習し続けるならば、ときとしてあなたはあちこちで間違えるかもしれない。それはどうみても正確な印象からはずれているのだ。

だが練習は必要だ。先程話した写真の印画紙の1枚を準備して、両手でそれをはさみ、心中のイメージをそれに送信する。5回から10回やっても何も写らないかもしれない。すると突然何かの画像が出てくる。通常、こうした場合に出てくる最初の画像は光(複数)で満ちている。本人の心の動きをあらわしているのだ。安定していないからだ。ジャングルの中で1本の樹木から別の樹木へ走り回っているハイエナのように心が乱れているのだ。

だが後になると一定の直線や一定の像が出始める。椅子のイメージを描くことを試みるとよい。そしていかにうまくやれるかを見るようにするのだ。 今は科学的にいろいろな大学でこの方法によって研究が続けられている。政府もやっている。

この練習はひじょうに価値がある。自分がうまく行なっていることを立証するからだ。重要なのは、すべてのフィーリング(感じ)にある。あなたが感じを起こすと、それは警戒の状態になる。そういうことなのだ。この状態は自覚される意識を意味する。本人は以前に意識しなかった物事について意識的になるのだ。

これはちょうどあなたが道路を歩いているのと同じだ。歩道には誰もいない。突然、あなたは誰かが自分を見つめているぞという感じを起こす。そして本当に誰かが見つめていたことに気付く。これはすべてテレパシーだ。(訳注=練習に使用する印画紙は自分ですぐ現像できるインスタントカメラ用の剥離式フィルムが便利)

---われわれはこの能力をなぜ失ったのか。

「人間は全く音響に頼ってきたからだ。もしあなたがこの場合に神という言葉を用いようとすれば、それはわれわれを含む万物の創造主が被創造物と意志伝達するのと同じやり方になる。その波動は個人の内奥にあるのだ。

単細胞が成長して母親の体内で赤ん坊になってゆく理由や状況を確実に語ることのできる人間はこの世界に存在しないし、今後もいないだろう。母親も知らない。しかし母親は感じによって自分が母親になろうとしていることを誰しも認めるにちがいない。胎児の成長は母親の体内で完全に行なわれている。人間として知られる人体を創造する英知は、母親の心とは別個に母親の内部にすでに存在しているのだ。」

「さて心に関する話になったが、あなたの心そのものは価値はない。あなたの心は疑問を起こし続けている。それは 『なにをなすべきか』 を知っている"何か"が存在していることをあなたが知っているからだ。

次に、あなたは赤ん坊が生まれることを知っている。そこで創造的英知−それを神と呼んでも差し支えないが−はすでに母親の内部に存在していることを認めるにちがいない。その英知がなかったら赤ん坊の成長はあり得ないだろう。

もしあなたが、人間がどのようにして成長するかを知っているとすれば、他のあらゆる生物が生長する方法もわかるはずだ。聖書には次のように言っている。『人間は自分自身を知れ。そうすればすべての事が分かるだろう』 と。 これは他のあらゆる生物も同じ具合に生長しているからだ。違うのは目的だけだ。

したがってわれわれ人間は働いたりメシを食ったり戦争で互いに殺しあったりするためにこの世界で生きているのではない。創造主が人間の内部に植えつけた諸法則を知るために生きているのだ。それはわれわれの遺伝の一部だ。それは人間が学びとることになっている部分であって、それを学びとるならば人間は悲しみや苦しみからのがれるだろう。悲しみや苦しみは人間が『どのようにしてよいか分からない』ためにもたらされるのだ。」  

■ 異星人がはるかに進歩している理由  

---なぜスペースピープル(別な惑星の人々)は、われわれ地球人よりもはるかに進歩しているのか。

「この質問はニューヨークとロサンゼルスで各1名の枢機卿に、そしてこの前亡くなった法王にも出された。そして3人共次のように答えた。 『われわれ地球人がスペースピープルのようにならないのは、人間が罪をおかしたからだ』 これはうまい説明だ。そうすると彼らスペースピープルはどのようにして正しい道にそって出発し、進歩していったのだろうか。

これは学校で正しく学び始めて他の子供たちを抜いた子供と異なるものではない。一方、同時に学び始めた他の子供たちは後退する。そうだ、われわれ地球人はどこかでつまずいているらしい。一方、スペースピープルは前進しているのだ。」

■ UFOの驚くべきスピード  

---あなたの宇宙旅行だが、あの遠距離で長い時間を要したのか。また別な惑星にどれぐらいの時間、滞在したのか?

「距離については多くの人が混乱している。われわれには正確な距離は分からない。惑星間の距離はすべて憶測であった。まだ測定用の物差しはない。」

「アメリカのある会社が1965年に完成予定の宇宙船を建造中だ。これは時速16万キロで飛行することになっている。しかも人間が乗れるのだ。この宇宙船は手始めに地球と月の間を飛行することになっている。別な惑星の宇宙船は時速160万キロと全く同じほど容易に時速1600万キロ、またはその2倍、3倍の速度で飛行することができる。われわれは1つの重要な事を見のがしているのだ。」

「潜水艦というものは、どんなに深く潜ろうが水面より出ようが、乗っている乗員がみな快適にすごせるように造られている。言いかえれば、水面に出れば通常の圧力がかかるけれども、深く沈むにつれて圧力も増してくる。だがそういうことはすべて考慮して造ってある。だから乗員はその相違を知らない。乗員は今ここにいるわれわれと全く同じほどに快適なのだ。」

「別な惑星から来る宇宙船(ふつうUFOといわれるもの)もこれと同じ原理に従っている。地球表面は海底と同じような状態であるからだ。地表の部分が大気圧の最大になる所で、空中へ上昇するにつれて大気圧は減少する。われわれが宇宙船を建造するときも、結局はこの原理にもとづいて造られるだろう。言いかえれば、船体は周囲の圧力に対処できるようになるだろう。」

「だが、われわれが学ばねばならぬのは、極を逆転させることなのだ。もし別な惑星の宇宙船が地球の方へ全力でやってきて、そのままならば地球の引力に引かれて衝突するだろう。初期の頃はそういうことがあったのだ。

しかし船体の極を逆転させるならば、それはブレーキの役目をする。私はその原理を示す装置を家に持っている。 それは大変簡単な方法で、船体の磁極が逆転する状況などがよく分かる。こんなふうにして宇宙船が地球へやって来るのだ。彼らの宇宙船のスピードは地球から金星まで通常9時間ないし12時間だ」

---あなたが金星へ行くのに要した時間はどれぐらいか。

「地球の時間で12時間だった」

--- 金星には長く滞在したのか。

「5時間滞在した」(訳注=この件についてはアダムスキー全集第3巻『UFOとアダムスキー』に『金星旅行記』と題して詳細な体験記が出ている)

---彼らの宇宙船(UFO)は非常な鋭角で飛行できると聞いているが、これについては?

「そんなことはしない。それは全くのウソだ。大衆が報告する事はスペースピープルでもやれないのだ。彼らは時速29000キロまで加速するといわれているが、それでもUFOは地球の大気圏のレーダーでとらえられている。そして突然、その姿勢を逆にするように見える。別な方向へ急速に飛ぶのだ。UFOがやっている事はUターンをやっていることなのだ。それらが停止して方向を逆転するように見えるけれども、実際はそうしたのではない。実際はUターンをやったのだ。

そうだ。UFOは時速29000キロで飛ぶが、突然、それは同じスピードで別な方角へターンする。全く減速をしない。それを見るとき、人間の目にはUFOが停止して逆戻りするように見えるのだ」

■ 戦争経済から宇宙経済へ 

---地球人に対するスペースピープルの意見はどんなものか。

「彼らはわれわれの難問題を知っている。それでわれわれに対して、核爆弾で人間を粉々にしないようにと警告している。地球には戦争をする必要があった。今も同じことだ。これは地球の経済システムのためだ。スペースピープルもそのことを知っている。もしわれわれが今戦争をやれば、おしまいだろう。」

「だからわれわれには1つの選択しかないのだ。地球の経済を宇宙の方へ向けることだ。われわれは自分たちの宇宙船を造る必要がある。宇宙には限界がないから人間は仕事を永久に失うことはない。まず人間を宇宙空間に進出させるのだ。それでわれわれはすぐれた宇宙船やすぐれた装置を作る必要がある。

続いて戦争経済を宇宙経済に変えるのだ。同時に人間を殺すかわりに学ぶのだ。そうすれば現在のように変動する経済でなしにもっとすぐれた経済システムを持つようになるだろう。だからスペースピープルは地球人が宇宙へ進出するのを望んでいるのだ。そうなれば地球の文明は助かるだろう。」

「われわれは、誰かがカッとなって間違ったボタンを押す前に、宇宙へ進出しなければならない。ひとたび宇宙へ出れば、経済その他のすべてがかつてないほどに改善されるし、しかもそれには終わりがない。戦争はなくなり、人間は生長し、しかも姉妹惑星群と事業を確立できるかもしれない。これはすべて未来に関することだ。だから未来はきわめて美しいのだ」

---スペースピープルはわれわれを必要としないのだろう。

「彼らはわれわれを必要とするし、われわれも彼らを必要とする。彼らは地球人と戦うために来るのではなく、われわれを援助するため、宇宙へ進出させて、核戦争で文明が破壊するのを防ぐために来るのだ」

---われわれが地球を爆破しないようにすることが彼らに必要なのか。

「地球の爆破までは起こらないだろうと思う。もし地球人が24時間戦争でアメリカが1000個の核爆弾を24時間以内に落とすとし、ソ連も1000個を落とすとすれば、地球には人間がいなくなるだろうが、地球そのものは残るだろう。

ところがその核爆弾を1個所に集中して落とせば、地球はまっぶたつに割れるだろう。もちろんこんなことは許されないから、そのときは異星人が干渉するだろう。というわけは、ひとたび地球が消滅してしまえば、太陽系全体がバランスを失って、他の惑星群までが粉々になるからだ」

---地球人がそんなことをしないように、異星人はどんな処置をとるか。

「彼らは今まで何度もやってきたように核戦争の発生を防止するだろう。これまでの例としては朝鮮戦争、ベトナム戦争などがある。異星人はこうした戦争が大核戦争にならぬようにひそかに防いでくれたのだ」

第3話 完

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