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新アダムスキー全集

 ├ 写 真
中央アート出版社
TEL : 03-3561-7017
E-mail :info@chuoart.co.jp
 UFOの真相 第6話

UFO Contactee No.108 1989 より

1963年5月にアダムスキーがベルギーで語った深遠な生命の法則と人間の宇宙的な生き方、別な惑星群の超高度な発達状態に関する問答はついに完了。大先駆者の警鐘の余韻が残る−

■ 過去生の記憶を持つこと

--- 人間は過去世の記憶を発達させることができるか。

「ああ、できるとも。優れた詩人を例にあげよう。この詩人は人々に読ませるための素晴らしい詩を書くかもしれない。だがこの場合、彼は記憶の中にその詩を非常にうまく保存していたので、それをくり返すことよって、その詩を書くことができるのだ。(訳注=その詩人は過去世において、すぐれた詩人であったことがあるので、その当時の作品の記憶を今世にまで持ち越してきているの意味)

だから、われわれが発達させねばならぬのは記憶力なのだ。発達した記憶力があれば、当然のことながら、われわれは過去世にさかのぼって、その頃の記憶をよみがえらせることができるのだ。なぜなら人間には過去世から現世に渡って連続したクサリがつながっているからで、しかもこのクサリは絶対に切れないのだ。

ある新聞記者が私にたずねたことがある。『ヒナとタマゴとは、どちらが先に出てきたのか』と。

私は言った。『もし2歳の子供が自分の考えを持っているとすれば、その子供が答えるだろう』記者が言った。『いや、子供には答えられないことだ』そこで私が言った。『ヒナとタマゴは同時に出てきたのだ』記者は私の言葉に承服できなかった。こんなふうに、ときには愚かな新聞記者もいるのだ。

ヒナとタマゴは同時に出てきたのだ。というのは単細胞というものは、その両方を生み出す潜在能力を持っているからだ。さもなければ、そのどちらも出てくることはできないだろう。

だからこそ、あなたは少年か少女のどちらかの父親になれるのだ。優勢な方が先に出てくるし、またはときとして両方が出てくることもある」

■ 1プラス1は3になる

---- 転生(生まれ変わり)の記憶は潜在意識が保っているのか、それとも顕在意識が保つのか。

▲ジョージ・アダムスキー氏。

「もう一度説明しよう。潜在意識は隠された記録、すなわち自我なのだ。前者は記録で後者はそれを知覚するのだ。心というものは自分が知らないものを恐怖する。しかも何かを学んでいるのは心だ。潜在意識の中には記録の家がある。それで潜在意識の心がそれを引き出すのだ。

数学を例にあげてみよう。われわれの数学では1プラス1は2となる。ところが別な惑星の数学では1プラス1は3となるのだ。学び方や教え方にいかに大きな相違があるかがわかるだろ。

1人の男と1人の女が結合すれば、2人は1人の子供を持つ。われわれは男を陽で女は陰であると言うのだがー。とにかくその結果、両親と子供で3人になる。だから1プラス1は3なのだ。植物やその他のあらゆる生物体も同じことだ。常に3となる。

それであなたの言う『三位一体』 なるものが出てくる。今やあなたは潜在意識と顕在意識と心を持っている。これも三位一体だ。始めの2つによってあなたは心を持つようになったのだ。それで3つになる」

--- 転生が起こる原因は何か。

「それはあなたの発達の度合にもとづいている。学校へ行くのと同じだ。あなたがある学年であらゆる物事を学んだからといって、次の学年であらゆる質問に答えられるとは限らない。次の学年はもっと程度が高くなるからだ。こうしてあなたは永遠に進級をつづける。これがイエスの言う『父の仕事をやれ』という意味だ。父の仕事をやるには最初から最後まで徹底的に学ぶ必要がある」

■ のがれられない償いの法則

---われわれのまわりの人たちは皆(生活や病気で)苦しんでいる。あなたもそう思うか。

「思う。私は『苦しまない人間』というものを知らない。というのは、あらゆる人間は故意にではなく、ときどき何らかの過失によって間違った事をやっているからだ。

われわれが知っているように、大自然は人間にかまってはくれない。もし火山が爆発して、われわれがその近くにいたとすれば焼かれてしまうだろう。もしわれわれが利口で、爆発する時期を事前に知っていれば、火山から離れるだろう。

火山活動は必要なのだ。地中の圧力が高まるからだ。火山は安全弁なのだが、もし圧力が火山を通じて出てこなければ、大地から噴き出して粉々にするだろう。その土地にいた人は皆死ぬだろう。しかしかりに300人が死んだとしても、まだ30億の人間が生きている。

おわかりかな。大自然はわれわれ人間に一つの事柄を教えようとしているのだ。しかし、われわれの心は大自然とは別な事柄をわれわれに語っている。つまり人間の心は、かつての間違った生き方をしていたあらゆる世代の人々にならって仕込まれているのだ。」(訳注=以上の部分は、大自然は人間にたいして『災難を事前に感知できるようなテレパシツタな人間になれ』 と教えているのだけれども、人間の心は浮かれ騒いでいるのでテレパシツクになれない。これはかつて生きていたあらゆる人々の鈍感な生き方に染まってしまったからだという意味) 

---それは不公平ではないか。

「不公平ではない。というのは誰しも償いをしなければならぬ事を、いずれは実行することになるからだ。

たとえば、かつて私の母が或る人にたいして、ひどく恨みを持ち、相手がひどい状態になればよいと思ったことがある。それから20年過ぎたが、すべては順調だった。

ところが母に悪い事が次々と起こってきたので、母は私たち子供に言った。 『なんとまあ、神様がこんなふうにして私を罰しているのよ』

そこでわれわれは話し合って、私は言った。『お母さん、何をやったというの? あなたは過去に誰かにたいして悪い考えを起こしたことを思い出せますか』 母はあれこれ考えて、ついに20年前に母が好まなかった人たちにたいして今母が受けている災難と同じ事が起こればよいと念じたことを思い出した。それが20年後になって返ってきたのだ。

そうだ、もし大自然が人間によってアンバランスな状態にされるとすれば、そのときこそ人間は大自然の主人になるだろう。そして人間はほとんど何でもやれるだろう。(訳注=だが絶対にそうはならないという意味が含まれている)

たとえば人間が戦争に行くとする。彼は美しい樹木や棕櫚(しゅろ)の木、その他あらゆる物を破壊する。大自然がそんなふうに影響を受けるということになると、自然界はその地域に二度と棕櫚の木を生やさないことになりそうなものだが、5年か10年後にはまたそこへ棕櫚の木が生えてくる。

大自然は人間が間違った事をやっても、そのあらゆる物事を修復してくれるのだ。しかもその破壊にたいして何らかのかたちで償いをするのは人間なのだ。

公平の法則は常に働いている。次のことを考えられたい。あなたがひどく怒って何かをメチャメチャにしたとする。そこで誰かが言う。『よし、みんな夕食にしよう』 そこで一同は食卓について座り、夕食をとる。みんなは食べて、すべては順調にゆく。

20分後にあなたの胃が痛み出す。胃がすっかり不調になったのだ。というのはあなたの心が狂って激怒したために、胃が食物を受け付けなくなったのだ。食物の消化を担当している胃の中の化学者たちが働こうとしない。彼らはストをやっているのだ。そこで不消化を起こした。こんなふうにしてあなたは償いをするわけだ。

一方あなたは楽しい状態で食卓につくとする。するとあなたが食べる肉はよく消化されるだろう。胃の中で消化される状態をあなたは知りもしない。これでもって消化というものが、どんなふうに行なわれるかがわかるだろう。

人間はいろいろな物事と調和していなければ、本人は償いをすることになる。調和していれば何も起こらず、あらゆることが順調にゆく。そうするために宗教は必要ない。化学の分野でそれを知ることができるのだ。化学の教授が互いに調和しない二つの元素を結合させたとすると、翌日の新聞に研究所が爆発したという記事が出たりする」

■ 憎悪と恐怖に満ちて死んだ人の人生

---人間が殺された場合、来世はどうなるのか。

「もし事故か無知の行為のために死んだとすれば、ときとして本人は完了しなかった仕事をなしとげるために同じような環境に帰ってくる (生まれ変わってくる)。しかし人間が戦争で死ぬ場合は、しばしば憎悪と恐怖をもったまま死ぬ。あなたはそんな憎悪と恐怖に満ちた少年少女たちを知っているかもしれない。彼らは戦争で死んだのだ(そしてそのまま転生してきた)。だから彼らは他人を憎んだり殺したりすることを好むのだが、これは彼らがそんなふうにして死んだからだ。

彼らは老人たちの頭を殴ったりするが、ただ他人を苦しめたいために何かをやっているだけだ。そんなのはアメリカにもいるし、世界中にいる。彼らは前世でそんなふうにして死んだのだ。

このことをあなたが自分で確かめたければ、次のことを考えてみるとよい。

あなたは今夜腹を立てるとする。夜はよく眠れない。翌朝、目覚めてもまだ腹を立てている。戦争で他人を殺すときのように、憎悪心を持って死ぬ人は、最後の想念として憎悪心に満ちたまま死ぬのだ。そして生まれ変わるときには、最初からその想念を持ったままで生まれてくるのだ。われわれは第二次大戦からそのようなあらゆる種類の人々を見ている。

彼らは昼間でも街路へ出て行って誰かの頭を叩いたり殴ったり、ときには殺したりする。本人が捕まったときに「なぜそんなことをしたのか」と聞くと、「自分でもわからない。そうしたかったんだ」と答える。あるいは「おれは人間が憎いんだ」と言うのもいるかもしれない。そして彼らは戦争で起こるあらゆる物事を表現する。

ここにはすでに償いの法則がある。というのは、若い男女を戦争に駆り立てた老人たちは、次のように言いながら戦争に行かせたからだ。『若者たちよ、戦争に行け、政府は君たちが必要なのだ。君たちは愛国者にならねばならぬ』

彼らは転生によっていま生まれてきている。そして兵隊がやったようなことをすべてやっているのだ。民衆はそれに耐えねばならぬ。耐えるために民衆は生まれてきたのだ。だから民衆にとって楽しい生活にはならない。(訳注=このアダムスキーの説明は、戦後60年代から世界的に吹き荒れた若者による暴動などを意味する。今の90年代のことではない)

こんな事はすべて今発生している。われわれはそのことで学ぶことができるのだ。第一次大戦よりも第二次大戦後の方がもっと多い。というのは第二次大戦がもっと残酷で、より以上に多くの人が死んでいるし、憎悪も強かったからだ。

私は非常に素敵な一人の男を知っている。彼は宇宙航空工学の科学者だった。家族を持ち、妻と子供たちがいた。彼の妻の父親は陸軍大佐だった。彼の両親も素敵な人だった。

ところが4年たって彼が戦争から帰ったとき、家族を殺そうとした。その考えが彼の心で起こったのだ。

ある夜、彼は眠れなかった。彼は私の所へ来て打ち明けた。このことでひどく苦しんだのだ。そしてついに彼はそれを克服した。だが、家族を殺そうという気持は起こったのだ。

この理由がおわかりかな。つまり軍隊で上官たちが彼に教えたのだ。『あらゆる生き物はただの物体だ。狙って撃て。なんでもありやしない。』こんなふうにして彼を訓練したからだ。

ところで、戦争で死んで、憎悪の想念を持って転生してきた人々の件だが、たしかに彼らは何ものをも尊敬しない。老人の頭を叩いたり子供たちを殴ったりする。なかには虐待されて死ぬ子供もいるので、殺人を犯すことにもなる。そして警察に捕まる。だがまだ10代なので懲役20年ですむ。もし21歳以上ならガス室か電気椅子に行かされるだろう」

---これはわれわれの社会の変化が早すぎるからだと思わないか。

「社会はたしかにそれに責任がある。だから社会はそれにたいして償っているのだ。一人の人間を逮捕して裁判にかけ、電気椅子かガスで刑を執行するには、政府は25万ドルを支出しなければならない。これには大衆が税金でもって支払う必要があるのだ。こんな金があればもっと良い事がやれるだろうに。だが大衆は一人の犯罪人の男か女を排除するために金を出している。だから問題を起こしているのは社会なのだ」 

---私は人間だけが物事を変革できると思うのだが。

「そのとおりだ。他のものでは変革できない。人間はもっと理想的な理念を持つ必要がある。そしてそれを生かすのだ。さもないと地球はいつも地獄になるだろう。バイブルで言っているのだが、ミカエル(天使長)が悪魔になったときに地へ落とされたというのは、きわめて面白いことだ。そこで思うのに、この世でわれわれは皆ミカエルの友達だ。小悪魔なのだ。人間は互いに苦しめ合い、自分をも苦しめているのだ。(訳注=これは冗談)」

■ 万人に等しい価値がある

--- しかしスペースピープルは、われわれが持っているのと同じ難儀な状態を持たないというのを、どのようにして説明できるか。(訳注=スペースピープルというのは太陽系の地球以外の偉大な進歩をとげた惑星群の人々)

「それはこうだ。彼らは互いに尊敬し合い、互いに兄弟姉妹とみなしている。だがこの地球ではそんなことはない。われわれ地球人は多くの金や地位などを追い求めている。次の一事を考えてみるとよい。溝を作るためにシャベルを持って泥土を掘っている人がいなかったら、建物が出来るだろうか。出来ない。まずその人が溝を掘る。次に煉瓦職人が来て基礎を作る。それから壁が出来上がってゆく。次に芸術家が来て、壁に美しい壁画を描く。こうして建物は完成する。

だが最初にシャベルで溝を掘る人がいなかったら、芸術家は壁に美しい壁画を描くことはできない。描こうにも壁がないからだ。だからあらゆる人が重要なのだ。人間の才能というものは互いに頼り合っているのだ。

こんなふうにして金星人は万人に価値があると考えているのだ。ところが地球では百万ドル持っていれば価値があるとされる。そこで婦人をレストランにつれて行って豪華な食事を食べさせて、相手の指にダイヤの指輪をはめさせることもできる。そうなると全く「たいした人物」ということになる!これが地球人の価値観なのだ。だが金星に比べてあまりにも大きな差がある」

---それは価値の問題ではないか。

「そうだ。あらゆる価値は等しいのだ。というのは、リンゴの木が生える前にまず土地が存在しなければならぬ。それから人間がリンゴを取る前にそのリンゴが成長する必要がある。地球というのは素晴らしい世界だ。ただし人々が兄弟姉妹のように互いを理解し、そんなふうに生きるならばだ。多くの楽しい事があるだろう。

だが現在は各種の宗教や各国の政府によって、互いに見知らぬ人のように感じさせられている。私はアメリカ人だけれども、ポーランドで生まれた。それで私は二つの国を持つことになる。だが私はいずれ死ぬ。あなたもみんなも死ぬ。いわば人間はどこかからやってきて、そして死んでゆく。人間はみな同じようにやっているのだ。われわれが死ぬとき、誰にも相違はない。みんな同じなのだ。

ここに一つお話ししたい面白い事がある。これは率直に言って本当の事なのだ。

何も生えていない、一枚の草の葉さえないようなハダカの土地があるとしよう。私は死ぬ。するとあなたはそのハダカの地面に6フィートの深さの穴を掘って、私の遺体をその中に入れる。盛大な葬式が行なわれ、聖水がかけられ、あなたは手に砂をのせて私の顔にかける。私は穴の中に横たわっている。私は土で覆われる。

6ヶ月後、私を埋葬した場所に草が生え始める。そうすると私の遺体は良い肥料になる。すると雌牛がやってきてその草を食べる。そこであなたはその牛から乳をしぼり出して、それを飲む。その場合、あなたは私を飲んでいることになるのだ。

牛が肥えてくると、あなたはそれを屠殺し、ステーキにして食べる。その場合、あなたは私を食べていることになる。人間の肉体は土の中へ入って行き、良い肥料になるのだ。

だが人間はいかに自分を大きく見せようとしていることか。人間に差はないということを忘れてはならない。たとい一千万ドルを持とうが持つまいが、誰もみな土の中へ入ってしまうだけだ。しかもあなたは本当の私を土の中へ入れたのではなくて、私の肉体を入れたにすぎない。それだけのことだ。

あなたは自分の車で走りながらエンジンの中のガソリンを見ることはけっしてないし、スパークを見ることもない。ただ車を運転しているだけだ。それは燃焼によって前進している。自動車というものは、それ自体で走ることはできない。

われわれが呼吸している空気にしても同じだ。それはわれわれの肉体にたいして同じ事をやっているのだ。これは本当なのだ。遺体は草を生やさせる。

これは冗談なのだが、面白い話だ。人々が言う。『アダムスキーさん、あなたが死んだときには、どんなふうに埋葬されたいですか?』 私は答える。『そうだね、法律で許されるならば、ハゲタカが私の遺体を食べてくれるような場所に置いてもらいたいね。骨は野原に残される。』

そのハゲタカが飛ぶときには私も一緒に飛ぶことになる。私はハゲタカになったのだ。そして私が飛ぶときには、かつて私を気違いと呼んで私に反対した人を見つけて、その頭に石を落としてやる (笑い)。

結局これは本当なのだ。あらゆる物事は輪のように回転しているからだ。一つの物が他の物を食べる。だがそうしなかったらわれわれは生きていられないだろう。リンゴの木はリンゴをならせる。人間がそのリンゴを食べるとリンゴは人間になる。われわれが食べる動物はわれわれになってしまうのだ」

■ 豊かで平等な他の惑星群

--- スペースピープルはタバコを吸うか。

「私は地球へ来ているスペースピープルで、タバコを吸う人を見たことがある。(訳注=『第二惑星からの地球訪問者』 によれば、彼らはタバコを吸わないということだが、地球へ来ている人のなかには、カムフラージュするためにわざと吸うことがあるとアメリカで聞いたことがある。) 

▲デザートセンターのコンタクト地点に近づく編者。

彼らは美容体操をやるし、楽しい物事をやり、スポーツその他、われわれがやるようなあらゆることを楽しんでいる。

ただ一つだけ彼らのやらないことがある。それはボクシングみたいに他人を傷つけることをやらないということだ。アメリカで過去6カ月間に2人の選手が死んだ。これは野蛮なことだ。スペースピープルはこんなことまではやらない。レスリングでは相手の脚を折ったりする。こんなこともやらない。彼らは肉体を発達させるためにスポーツをやるのであって、他人を傷つけるためにやるのではない。

--- 別な惑星の経済状態はどうか。

「あなたはアメリカに住んだことがないので、カリフォルニアはどんな所かなと思っているだろう。そうだね、カリフォルニアといってもあなたの国と大きな違いはない。

まず豊かな日光がある。次に、アメリカ全土でクレジット制が導入されたので、われわれはもう現金を持ち歩く必要はない。われわれはクレジットカードを持っており、世界のどこでも何でも買うことができる。それにたいしては、あとで支払う必要があるのだが、地球のクレジットカードと金星のクレジットカードの違いは、金星ではあとで支払う必要がないという点にある。万人が平等であらねばならぬという理由であなたも平等に扱われるのだ。

だからあなたは他人がもらうのと同じ量の生活必需品をもらうことができる。他人よりも多くもらったり他人よりも少なかったりすることはない。かりにあなたが4人の子供と奥さんを持つとすれば、2、3の寝室付きの家を必要とするだろう。それはもらえる。あなたが独身とすれば、寝室を3部屋も必要としない。1部屋で充分だ。それで1部屋が与えられる。誰しも1ドルでもよけいなお金を得ようとして他人の頭を殴ったりする必要はない。他人と同じ量の物が与えられるからだ。

--- それは互いにたいする愛に満ちているからではないか。

「そうなのだ!だがこの愛という言葉は私には不快だ。われわれは愛について語っているけれども、地球人は愛とは何かがわかっていない。われわれが愛というものを分類しなくてはならないというのは大きなトラブルだ。今日地球で用いられている「愛」という言葉は大変謎めいているので、われわれの言う愛はあらゆる罪を覆い隠しているように見える。愛が覆い隠すときに、愛は人々を殺すのだ。 (訳注=地球で用いられる愛という言葉は各種のエゴの愛にすぎないという意味。つまり恋愛、夫婦愛、親子愛、その他の分類できる愛を意味する) 

別な惑星の人々は地球人が知っているような愛を支持しない。彼らは真の慈悲を支持する。それは他人にたいして奉仕を行なった場合、報いとして何も求めない慈悲なのだ。私がこんなふうに言うと、「それは本当なのか? そんなことがあり得るのか?」と。

大自然を見て頂きたい。太陽は暑い。そこであなたは言う。「太陽から逃げ出したい。もう耐えられない」。あなたは木陰へ行く。しかし樹木は報酬を求めないし、「涼ませてやったのだからお礼を言え」とも言わない。樹木はただ奉仕をするだけなのだ。

空気にしてもそうだ。人間に呼吸させているけれどもお金を取らない。空気は人間にタダで与えられているのだ。大自然は無差別に奉仕をしている。人々のなかには、あなたを悪人と呼ぶのがいるかもしれないし、逆に聖者と呼ぶ人がいるかもしれない。しかし悪人も聖者も人間が分類しているだけなのだ。

太陽は万人に輝き、雨も万人に等しく降りそそぐ。樹木はだれにも平等に日陰を与えてくれる。差別というものはないのだ。したがって、われわれが自分たちの創造主を知るようになれば、一つの原理があるにすぎないことがわかる。それが人間の創造された理由なのだ。そして被創造物としての人間は本来差別を示さないので、人間は差別をあらわさずに存在する必要がある。

スペースピープルは自然の法則を生かしている。われわれは彼らを宇宙的と呼んでいるが、これは彼らがどこにいても誰もが同じ態度を示しているからだ。プログラム全体はきわめて簡単なのだ。

しかし地球にはそれが見えない。なぜか? それは彼らが異なる宗教でもってあれやこれやを考えるからで、そのため互いに見知らぬ者になり、死を恐れているからだ。

「人間は神(創造主)の意志なくして指一本も動かすことはできない」という言葉がある。あるとき一人の牧師が私の家に来て良い話をした。そこで一緒に来ていたその奥さんが牧師の頬にキスをした。それで私が言った。 『今、誰が誰にキスしたのか』 『妻だ』『違う』 と私。『あなたが背後に持っている唯一のパワーは創造主なのだ。だから創造主が創造主にキスしたのだ』」

■ 夫婦生活は同じ

--- スペースピープルもやはり配偶者を選ぶのか。

 「もちろん別な惑星にも吸引の法則がある。私はある人に科学的な事を話すが、別な人にはそれを話さない。その人には農業について話すだろう。しかし両方の人を尊敬する」

▲ベルギーの講演を終えたアダムスキー氏を空港に送るベルギーGAPリーダー、メイ・モルレ夫人(現在はフリットクロフト夫人としてオーストラリアに在住)

---いや、尊敬の話ではない。私は配偶者の話をしているのだ。あなたはもちろん地球であらゆる人と友人ではないだろう。スペースピープルはあらゆる人と友人同士なのか。

「認めねばならない唯一の事は『生命』だ。だがわれわれが認めているような生命ではない。われわれは顔の表情や肉体などを認める。しかし重要なのは人間の内部にある生命と英知なのだ」 

---しかしスペースピープルは誰もが同じ英知の段階にあるのではないだろう?

「いや、同じだ」

--- 彼らの知性はみな類似しているのか。

「そんなふうに言えばそうだ。地球人でもある人は紙シェーカーを作るアイデア、つまり精神的能力を持つ。他の人はタバコを作る。その他の人は他の何かを作る。みんな違うのだが、生命を認識するということになるとスペースピープルは等しく同じ生命を認めるのだ」

---別な惑星では社会的な闘争はないのだろう?

「ない。階級制度といったようなものは存在しない」 

---しかし彼らも夫婦で或る種の行為を楽しむ人々なのだろう?(大笑い)

「それはそうだ。さもないと生殖作用はあり得ないだろう」    

(完)

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