ホーム ライブラリー レターズ ピクチャーズ ufo 掲示板 お問い合わせ リンク

GA Site -UFO Contactee-

articles

過去更新記事

 ├ 2009年度
 ├ 2008年度
 ├ 2007年度
 ├ 2006年度
 ├ 2005年度
 ├ 2004年度
 ├ 2003年度

最新更新記事

サイト内検索



GA Site内を

新アダムスキー全集

 ├ 写 真
中央アート出版社
TEL : 03-3561-7017
E-mail :info@chuoart.co.jp
 <巻頭言> 予 言

UFO Contactee No.84 1984 より転載

あてになるぬ予言が横行している。

昨年も富士山大爆発を予言した本が"爆発"的に売れたそうだが、本物のお山は静まり返って今なお白銀の美しい雄姿を見せている。この本のために観光客を奪われた地元の町では著者にたいする告訴騒ぎが起こったと新聞に出ていた。著者がもと気象庁の職員とかで、科学的を信憑性があると大衆は思ったのだろう。

昨年9月25日付読売新聞の海外トピックス欄に「救えません"破滅教"」と題して次のような記事が載っていた。

「『1984年から15年間に、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ニューヨーク、ボンベイ、そして東京は地震、破滅的天候、核戦争、火山爆発に襲われる』と人騒がせな予言をする新興宗教が米国に現れた。

インド人、バグワン・ラジネーシュ氏を教祖にいただくこの宗教、全世界に35万人の信者を擁する。このご宜託後、オレゴン州にある同宗教の本拠地には移住を希望する信者が殺到しているとか。

同教祖、『ノアの方舟ではとても人類は救えない。救いの道は、わが教えに帰依するのみ』と説くのだが、『オレゴン州の本拠には、信者全員はとても収容できません』」。

人間の恐怖心を巧みに煽りたてる新興宗教の典型的な見本であろう。傑作なのは被害を受ける場所が金持ちの住んでいそうなアメリカの三大都市と東洋では東京とボンベイに限られている点だ。地震や異常気象などはどこでも発生するのに −。核戦争ともなればまっ先に叩かれるのは大都市ではなくて戦略基地である。 何の根拠があって代表的な大都市ばかりをあげるのだろう。

核戦争といえば昨年6月10日付朝日新聞にショッキングを記事が出た。「バチカン放送は9日、『第三次世界大戦は1985年(来年だ!)6月15日にぼっ発し、地球はネズミだけが走り回る荒れ野と化するだろう』と予想する科学者グループの報告を伝え、核戦争の危機を訴えた。

この報告は、長崎に原爆が投下され、で37年目にあたる9日に向けて、ストックホルム科学アカデミーの欧米人科学者がまとめた。

それによると、第三次大戦は北半球での戦争に限定されるものの、米ソ両超大国が保有する核兵器が使用されれば、24時間以内に75万人が死亡、3億5千万人が重傷を負うだろう。

また放射能を浴びた人々は、たとえ生き残ったとしても流行病に対する抵抗力を急速に失い、5人に1人は精神的にも肉体的にも家族など周囲の人間を助けることができをくなる − 後略」

これは予言というよりもむしろ核戦争の恐ろしさを強調したもので、その意味では軍縮運動にアピールするかもしれないが、予定日については富士山爆発と同様、あてにはならない。をぜなら未来の年月を明確に打ち出した予言で的中したためしはないからだ。

かなり以前に東京大地震の発生を予言して、年月日と時刻まで明言しながらも、はずれたために割腹自殺をとげようとした人がいた。この強い責任感には打たれるものがあったが、富士山爆発説の張本人は開き直っていると、電車内の週刊誌の中吊り広告に出ていた(ちなみに編者は週刊誌を一切読まない)。

日本列島沈没を予言した名高い超能力者にエドガー・ケイシーがいる。それによると日本沈没の兆しはたしか1960年代に始まるとなっていたと思うが、20年後の今もって何も起こらない。

ノストラダムスの予言めいた詩に至っては、解釈のしようによってはどのようにもこじつけられるという。だから、さまざまの注釈書が出ているのだろう。新訳聖書にも予言らしいものがあるが、これも理解は至難である。

ファティマのアパリション(幻)の予言は第3次大戦の発生に関するものとされており、これまた種々の解説書が出ているけれども、確実なポイントはぼやけているらしい。巷間の占い師、特に占星術師になるとシッチャカメッチャカになってくるようだ。結局何を信じてよいかわけがわからず、予言類に振り回されていると気が狂うだろう。

ひと昔前、ある超能力者から聞いた予言によると、「まもなく日本列島は沈没する。これを観察するために宇宙人が来ている。まず東京が海面下に没する。今生まれる子供が小学校に入る頃までには(6年後までには)東京はなくなっている」 ということだった。あれから10年以上になるが東京は依然として健在だ。

これについて偉大を透視能力者であった故亀田一弘先生に7年前に尋ねたところ、100年後の東京を透視して、「ずいぶん古い建物が見えるから、今後100年間東京には何も起こらないだろう」 ということだった。同じ予言でもこんなのなら有難い。

予言に凝って自己を失う人は案外多い。 そのために悲喜劇が発生している実状を見ると、人間の生き方について切実に考えさせられる。

恐怖心をたたきつぶして大安心の境地に達するにはどうすればよいか。答そのものは簡単だ。第一に、いかなる予言にも一切耳を傾けないこと(ただし気象のごとき公的機関から出る科学的な予告には従うこと)。

次に「何が発生しようとも自分は絶対に大丈夫だ!」 という強烈を信念を持ち続けること。そうすれば危険をのがれるカルマを作ることになる。第三にテレパシックな感知力を開発して自分自身の予知能力を身につけること。これならたとえ外れても他人を恨む必要はない。こうして「自分の運命には自分で責任を負う」ことが大切である。これこそ宇宙的人間といえるだろう。このような人こそ災害のほうからよけて通るのだ。諸氏にはすべからく『危険をのがれる特殊なカルマを持つ人間』になって頂きたい。

(久)

home artcles letters pictures ufo bbs お問い合わせ link