ホーム ライブラリー レターズ ピクチャーズ ufo 掲示板 お問い合わせ リンク

GA Site -UFO Contactee-

articles

過去更新記事

 ├ 2009年度
 ├ 2008年度
 ├ 2007年度
 ├ 2006年度
 ├ 2005年度
 ├ 2004年度
 ├ 2003年度

最新更新記事

サイト内検索



GA Site内を

新アダムスキー全集

 ├ 写 真
中央アート出版社
TEL : 03-3561-7017
E-mail :info@chuoart.co.jp
 ブラジル人教授の円盤搭乗事件

UFO Contactee No.91 より

今を去る28年前、ブラジルの大学数授が海岸の砂浜に着陸した円盤に乗せられて大気圏外まで飛ぶという驚異的事件が発生していた。

このことは1958年、ブラジルGAPの機関誌第4号にポルトガル語で掲載されたが、昨年イギリスの有名なUFO専門誌フライイング・ソーサー・レビューに英文全訳が掲げられて大反響をまき起こした。英文記事の題は『アダムスキーにたいする注目にあたいする確証か!』 となっており、同誌編集陣がアダムスキ−問題に重大な関心を寄せていることを示唆している。

体験者ジョアン・デ・フレイタス・ギマランエス博士は、サンバウロと思われる大都市の大学のカトリック法学部における古代口−マ法の教授で弁護士である。

なおかつてブラジルGAPの主宰者であったウォルタ−・ビューラ−博士は今も健在で、一般UFO問題の啓蒙活動に専念している。

■ 1957年サンパウロ州

1957年(昭和32年)の冷たい季節のある夕方!たぶん6月か7月上旬頃 (訳注=ブラジル南部はこの頃が寒冷期)、ギマランエス教授はサンセバスチャンという海に沿った町で法律関係の仕事についていた。この町はサンパウロ州の大西洋岸にあるサントスから少し北東へ行った所にある。

すでに食事をすませた彼は、砂浜へぶらぶらと散歩に出かけた。時刻は夜の9時10分か15分頃だ。

空は雲に覆われてどんよりとしている。あたりにべンチがないので砂の上に座り込んで両膝をかかえたまま暗い海を見つめていた。

突然彼は、サンセバスチャンの真向かいにあるイリャベラ島の方角の海の色が変わりだして、少し明るくなったのに気づいた。すると海水が空中に噴出した。まるで鯨が潮を吹いているかのようだ。 このときまでに彼は一種の"高くふくらんだ"型の飛行物体にも気づいていた。砂浜に向かって来るらしい。

砂浜に着くと物体は数個の球体から洩る一種の"着陸装置"を出した。注意深く見ていると、それは確かに球体であって、普通の浮き輪ではないことがわかった。

■ "アダムスキー型"乗員が接近

すると2人の男が物体から飛び降りて彼の方へやってきた。2人とも完全な人間だ。少なくとも外観はそのように見える。海岸にいるのは自分だけだから恐ろしくなってきた。それで立ち上がったが、恐怖心が起こるにもかかわらずその場に立ったまま人間たちを待った。

相手は背が高く、身長一メートル80センチを越えるらしい。長い金髪を垂らし、淡い色の皮膚が見え、まゆ毛もある。2人とも上下続きの緑色の服を着ているが、陶、手首、足首の所はぴったりと締まっている。2人の目は薄色で穏やかだ。

教授はもちろんポルトガル語で相手に尋ねた。(訳注=ブラジルの国語はポルトガル語)。

「あなた方の乗物に何か具合の悪いことがあるんですか? それとも、だれかを探しているんですか?」 相手は何も答えない。  そこで教授はフランス語、英語、イタリア語で尋ねたが、やはり答えない。

■ 乗船をすすめられる

続いて教授の心中に一つの印象が起こってきた。「この連中はあの乗物に乗らないかとすすめているんだな」

だがどうしてこんな考えが起こったのかはわからない。ただ彼らがすすめていると感じただけのことで、しかも相手はテレパシーを用いていたらしいと、教授は後に言っている。

また、自分は科学者ではないので、テレパシーのような問題に関心を持ったこともないと言い、相手2人は話をするときにハッキリと発音する才能があることもあとでわかったという。

大体、教授はそれまで"空飛ぶ円盤"というようなものに全く関心はなかったし、忙しい人間なので、実際に円盤については何も知らなかったのだ。

だが相手の乗物は、いわゆる"空飛ぶ円盤"と思われたし、どうも相手が「乗らないか」とすすめているように感じられるので、ひとつ自分であの機械の内部を見てやろうという抵抗しがたい欲求が起こってきた。

相手の一人が円盤の方向へ歩き出したので、ギマランエスもそのあとを歩き、2人目の男が彼のあとに続く。円盤に到着してから先頭の男が身軽に梯子へとび上がったが、ギマランエスは両手を用いて登る必要があった。

円盤の入口の所に3人目の男が立っている。一同が中へ入ると、その男も加わって、ドアーはしまった。いま教授は明るく照明されたコンパートメント(仕切られた部屋)の中にいる。ほかにもいくつかのコンパートメントがあり、それらも明るく照明してあるのがわかった。

■ 円盤の飛行と壮麗な天空

円盤が空中に上昇するにつれて、教授は丸窓(複数)に水が流れているのに気づいた。まるで雨が降っているみたいだ。

彼は尋ねた。 「雨ですか?」 雨ではないと、乗員の1人がテレパシーで答えた。その水は円盤の一部の回転運動で生じたのだと言う。

船体の周囲に放射線をろ過するチューブがめぐらしてある。これは船体のどの部分でも半真空状態にする特性をもっているのだと、その乗員が言った。

丸窓からのぞきながら教授は周囲いっぱいに広がった広大なまっ黒い空域を見た。その中には星々が驚くほどに明るく輝いている。

すると今度は星々が一様にいくつもの大きな群れをなしているように見える空域へ来た。この星々は比類なく壮寛に輝いている。そのあと星の少ない暗く見える別な空域が続く。

それから円盤はスミレ色の大気圏を通り抜けて、そのあともっと濃いスミレ色の別な類似の空域へ入った。ここは最も素晴らしく輝いている所だ。ここを通過するときに教授は船体が激しく揺れるの、を感じて恐怖の色をあらわした。これを見た乗員の一人がテレパシーで言った。

「船体がいま地球の大気圏を離れたのです」

■  大気圏外へ出る

円盤の飛行中に教授は彼らに尋ねた。

「あなた方はどこから来たのですか?」 しかしだれも答えない。なぜ自分たちの正体を明かそうとしないのか、その理由がさっばりわからない。

円盤はすでに地球の大気圏外にいると聞いて披はひどく驚いた。このコンパートメントの中に、非常に感度のよい3本の針のついた円形の装置があるのに気がついた。この針はずっと揺れていたが、地球の大気圏を脱出したときに激しく震動し始めた。

乗員の一人が説明する。

「この宇宙船は字宙空間に存在する磁気力(複数)から起こる効果(複数)によって推進するのです」 

大宇宙空間に見える明るく輝く天体群はさまざまの色を帯びており、虹色の雲状のものが矢のように通過するこのすべてが言葉に尽くせないほど壮絶な光景をつくり上げている。

円盤が地球へ帰ったとき、教授は自分の時計が止まっているのに気づいた。したがってこの宇宙旅行がどれほど続いたかはわからないが、約30分ないし40分ぐらいだったと彼は考えている。

ホテルに帰ってから教授はこの異様な体験について、あらゆる人に大声で話したくなってきた。 

■  地球人は野蛮人

彼の結論によると、こうだ。こうした円盤の乗員は地球の住民を調査する仕事に従事している。そして人類をおびやかしている危険について地球人に警告したがっているのだという。

地球人に関する彼自身の意見として、地球人の振舞いは野蛮人のそれに近いという。だれもが善良な人間として生まれるのに、惑星地球固有の諸条件のために悪い人間になる。このようにして、たとえば現在一連の科学的実験が無思慮な軽薄なやり方で行われており、その結果、原爆の無差別な爆発によって大気のイオン化を生じさせたばかりか、危険な放射線を防ぐ大気の諸層を破壊した。こんな恐ろしい道具の使用にこれ以上の注意が払われなければ、人類はみな爆発の結果で苦しむことになるだろう。

■ 体験したことを語るのはむつかしい

ギアフンエス教授は語る。彼は14カ月前に異様な体験をしたけれども(訳注=この記事は体験から十四カ月後に書かれたもの)、今まで事件の詳細を妻以外のだれにも話さなかった。

しかし約6カ月前に彼は3人の人間に話した。それはサンパウロの判事、アルベルト・フランコ博士と、サンパウロの元弁護士、ニルソン博士(?)という人である。

これが事の起こりであった。ある日、弁護士会の昼食会の席上で、ギマランエス教授はアルミニウムのパネルが目についた。このために彼は"空飛ぶ円盤"について冗談めいた話をしたのである。このとき円盤に関するかなりな話をしたので、その話しぶりからして仲間のなかにはギマランエス教授が円盤問題についてもっと何かを知っているのではないかと考えた人もあったが、彼はそれ以上語らなかった。

その後彼は別な友人のリンコルン・フェリシアーノ博士に秘密を打ち明けた。この人は彼の話に大変な関心を持ったので、それを別な人に伝えた。こうして話が広まり、記事が掲載されたのである。

ギマランエス教授によると、噂が広まって以来、彼は話を開きたいという人たちに周囲をかこまれてしまったので、落ち着かないという。誠意のある愉快な人たちだが、このことで彼は難儀な立場におちいった。実際に発生したことを正確に説明するのは極端にむつかしいからだ。

彼は自分で目撃した状況を述べるのに、次のようなたとえ話をする。

「たとえば何かの旅の途中で1人の男が作業中の空気ドリルを見たとします。旅から帰って、彼は、空気ドリルについて関心はあるけれども全く何も知らない人たちに説明しようとしますが、その正確な説明をするのが不可能なことは明白です。同様に私の体験を述べることも全く不可能です。私が体験した事は、自分の知識をはるかに超えているからです」

■ 円盤に乗った人は他にもいる  

しかし彼は話し続けているうちに言った。あのような機械 (円盤) に乗って飛んだ地球人は彼が最初ではない。というわけは、新聞が彼の話を洩らしたあと、円盤問題を扱った本に関する情報を与えられたし、こうした本のなかには彼自身に似た体験の記事が掲載されていたからである。

飛行中に体の不快を感じたかと聞かれて、円盤が離陸したときと降下したときにある程度の不快を感じたと言う(手足に冷たい感じが起こって大変不快になったが、これは生来の神経症のためだと答えた。

■ 異星人を裏切りたくない

ギマランエス教授によると、1957年8月12日にふたたびその円盤の乗員と会う約束がされていたというが、彼はそれを守らなかった。

どのようにして約束がされたのかと聞かれて、彼は次のように説明した。

飛行中に乗員が12の星座を含む黄道帯を見せた。1個の輪が年を示し、数字の8を12回繰り返したので、8月という印象を受けた。

2度目の会見の約束を妨げたのは何かという質問にたいして、彼は、そこへ行くのが不可能になりそうだったからだと言っている。噂が流れたために多数の群集もそこへ行こうと準備していたらしい。すると大騒ぎになるだろうという。

もう一つの理由として彼の家族に死人が出たこともある。その上、ブラジル空軍の将校が彼に接近して、約束を守るなと要求した。空軍は数機のジェット戦闘機に出動の準備をさせていたので、そのために重大な事件が発生したかもしれない。もし戦闘機が円盤に発砲したならば、教授側の裏切り行為のように見えるかもしれないのだ。

教授としては、あれほどに親切で素敵だった異星人たちに不愉快な状況をひき起こすようになっては不誠実だということになりかねない。自分が好奇心のある人間だとは思うけれども、思慮分別が好奇心に打ち勝ったのだ。

最後に要点を述べると、教授は自分の体験の始めから終わりまで充分に意識していたし、自分が幻覚の犠牲者でないこともよくわかっていた。また理想的な精神を持つ傾向があることも認めているが、実践的であるとも主張している。  

■ 他の円盤搭乗事件との類似点 (以下はフライイング・ソーサー・レビュー誌編者の注)  

まず第一に、小型円盤のキャビンにそって円形に並んでいる座席の記述は、教授の事件より5年前(1952年)にアダムスキーによって与えられた説明と完全に一致している。乗員たちの大体の外観もアダムスキーが伝えたものと酷似している。

第二に、1954年10月21日午後4時45分、イングランド、シェリューベリー付近のラントンで、ジェニー・レステンパーグ夫人と2人の息子が、アルミニウム色の円盤が飛行を停止し、同家の屋根のま上に短時間滞空したのを見たという。透明なパネルを通して3人は2人の"男"を見たが、それは明るい皮膚をもち、金髪が肩まで垂れており、額はすごく広かった。

二人の"男"は透明なヘルメットとスキー服に似た青緑色の服を着けていた。彼らの目に関する夫人の説明は、ギマランエス事件に関連して特に興味深い。

彼女によると、円盤が傾いた角度で空中に停止していたとき、2人の乗員は地上の光景を見渡しているようだった。きびしい顔つきだが、不親切そうではなく、むしろ、ほとんど悲しそうな、同情にみちた顔だったという。  

■  アダムスキーは誤っていなかった

われわれは重大な事実と思われる事件にもう一度注意をひかれる必要があるのだろうか。1950年代の初期に多くの"コンタクティー"が、見たところ全くの人間または人間に近いタイプのものや、実際に人間らしく振舞っ た人たちと合ったと報告している事実にだ! こうした報告類はもう全く入ってこないようだ。

読者はこれにたいするさまざまの可能な解釈や、この世界で発生していると思われる出来事にたいするさまざまの可能な筋書きなどについて、自分で考え直してみるとよい。これらが意味するものは重大であるが、いまここでそれを詳細に論じる余地はない。

しかしわれわれには強調できることがある。第一に、アダムスキーが主張していることは"誤り"として証明されたことがないという点だ。第二に、レステンパーグ夫人には今でも会えるということだ。彼女は先般もUFOに関するBBCテレビ番組に出演したが、その話には全然変化はなかった。彼女が数百万の視聴者に完全な誠実さを印象づけたことはわれわれにわかっている。

もし友好的かつ賢明なタイプの"アダムスキー型異星人"が存在するとして、しかも最近この地方で(イングランドで)見られなかったとすれば、この意味は重大である。われわれはそれについて大いに考えるほうがよい。時が来れば、この間題に関して論議するべき事が多くあるのだ。

(英フライイング・ソーサー・レビュー誌より) 翻訳 久保田八郎

home artcles letters pictures ufo bbs お問い合わせ link