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  ホワイトサンズUFO搭乗事件 第17話 ダニエル・フライ

「私は円盤に乗った」より 久保田八郎訳

文明の全滅は地球には以前にすでに起こっているし、現在の文明は、外部からの刺激がなければふたたび同じことになる段階にすでに入っているんだ。


人類は自分たちが創造したものに脅かされている

地球の全人口は君たち自身が汗水たらして、膨大な金と時間をかけて創り出したものによって全滅する危険に常にさらされている。人類はなぜ自分たちが創ったものに脅かされなければならないのか?

この答はもちろん、人間が自分の創ったものを制御し、創ったものがまた、人間を制御することができるような基礎を十分に発展させなかったという単純なものだ。君たちの思想家のほとんどは、核戦争は危険なものだということを知っている。しかし、それと同じようには理解されていない問題があるんだ。

地球の二大国間の緊張の度合いが適当な期間に緩和されなければ、そのような核兵器の存在は文明の滅亡をもたらし、少なくとも、ないようなものだとしても社会が滅亡することになる。

▲1993年3月8日、ドイツのブラウンシュバイクの写真家で野鳥観察家のカールシュテン・ブレットシュナイダー氏が新しいパノラマカメラで撮影中、ドーム付の円形UFOが飛んでいるのを見てすぐにカラー写真で撮影した。撮影された2枚の写真のうちの1枚。 
▲1993年3月8日、ドイツのブラウンシュバイクの写真家で野鳥観察家のカールシュテン・ブレットシュナイダー氏が新しいパノラマカメラで撮影中、ドーム付の円形UFOが飛んでいるのを見てすぐにカラー写真で撮影した。撮影された2枚の写真のうちの1枚。 

未来を考え、未来のために働くという考え方をもつ人々によって文明は建設され、保持されていくんだ。全人類が24時間で滅亡するとしたとき、だれが一体、未来に生まれてくる世代の利益のために彼の生命と仕事をささげる意志をもつだろうか?

次の10年間に緊張を緩和し、未来の安全が達成されないとしたら、次の世代の格言は次のようなものになろう。

"明日の死のために、食べさせ、飲ませ、地獄にしろ″だ。すでに、このようなことは新聞・雑誌に"少年犯罪者"に関する記事で現れている。何人かの記者は、これを両親や学校の責任と言い、他のものは教会や国の責任だと書いている。実際にはこれちの人々には特に欠陥はないんだ。若者はこのような不安に特別に敏感だ(君たちの精神分析医がこれを明らかにするだろう)が、しかし君たちの人類の歴史は未来が安全でなくなるなんて決して言ってはいない。

このときまで、二世代以上の人たちが切迫した絶滅の恐怖の下で生まれ育ってきたし、理解の状態は、この危険に対して責任がある社会の奥深くに存在する憤りの中に現れてきている。その憤りはいくつかの方法で姿を現してくるだろうが原理的には、受け身で激しい種々の形態が、信仰や道徳や制度とそれによって作られた権威の全ての形態に対して反感を感ずることなのだ。

「私はその問題を理解できる」と私はいった。「しかし、解決策は何だい? 現在の災いを感じている人は多いが彼らの助言はマチマチだ。何人かは我々の物質科学の進歩を止めるべきだといい、別の人たちは物質科学を完全に廃して動物が生きているように"自然に帰れ″というんだ」

「新しく大きな建物を建てるときに」とアランが答えて「計算違いによって、基礎ができ上がった建物を支えるのに十分強くないということを君が発見したとしたら、すでに建っている建物の一部を切りとって問題を解決するかい? そんなことはしない。基礎を大きくし、強くする方法を探すのが論理的な進め方だろう。

物質科学の進歩を止めることなどできやしない。それは進んだりもどったりはするにしてもだ。もどるとすると、それを支えている要素は退化のプログラムによってまず弱くなってきてそして崩壊することになる。

基礎的には地球の物質科学に悪い所はないんだ。もし、人々がそれを支えることができるような基礎を用意しないとそれほ夢想だにしなかったはどに水平に広がって進歩してしまう」

「もし、基礎がなかったら!」と私は言った。「君たちの文明は終わるさ」とアランがゆっくり答えた。「ほんの少しの生き残りを残して全滅するんだ。生き残ったものは彼らの科学と技術を再建する能力はないだろう。数世代の間に、彼らの子孫はほとんど動物のレベルにまでもどるだろう。進化の過程はふたたび始まるだろう。一万から一万五千年で他の文明と技術が起こってくるだろう。そして彼らも同じ問題に直面し、それを解決する同じような機会をもつだろう。もしそれに失敗したら、ふたたび同じ運命におちる。宇宙の不変の法則なんだ。君にはわかると思うが、人類の自由選択によってなされるものなんだ。

地球の人類と文明は絶滅を宣告されてはいないんだ。人類はこの危険を永久に自分たちの後に追いやるまで進歩の道を進み続けるだろう。この選択は君たちのものさ」

「少しばかり疑問があるんだが」と私は言った。「もし、選択するのにかわりのものがあったらどっちを選べばいいんだい?」

「まさに私がいて、君がいるのがその理由だ」とアランが答えた。

古代地球人のたどった道

「前にも言ったとおり、私の直接の祖先は地球の以前に破壊された文明の生き残りの一部なんだ。これは千世代も前の話だが、そのときでさえ現在の文明以上に進んでいた。

彼らは君たちが習慣的にそうするように、他のものとは対抗せず、自然法則の局面に従い、これを使用した。結局、彼らの科学は君たちのものに比べて単純なもので、君たちがやってみようと思わないことすら達成できたんだ。

しかしながら、彼らもまた、その進歩にしたがって、社会的精神的価値の同様の発達をとげる絶対的な必要性を理解できなかったんだ。この時代の二つの主要な国家の間に政治的社会的な裂け目が生じた。最初の話のときに言ったが、二国間の摩擦は年々増大し戦争へと発展してしまった。勝敗は問題ではなく、単純にお互いを破壊したんだ。生き残りは少なく、地上の放射能レベルは人間の許容値を超えて上がった。

生き残りの人々が放射能ですぐに死んで全滅したということではない。精神的肉体的な機能の低下を促進したということだ。続く世代には望ましくない変化も沢山あり、彼らをそう長くはないにしても石器時代のレベルにまで落としただろう。

今のチベットの高原の上に、残った宇宙船が6台、彼らの乗組員によって着陸したんだ。人類の生き残りを保存するために何をすればよいかを決定するための会議のためだった。結論は他の惑星に行こうというものだった。そのときの宇宙船は宇宙飛行に使用できるもので、時々は数百キロメートルの高さまで上がるのに使用されていたが、惑星間の広い空間を渡る試みはなされておらず、乗組員には成功できるなどということは考えられなかった。

火星として知られている惑星が地球に近く、横切って行くことができそうに思われた。

その頃は火星の温度、大気、水等の表面状態は現在の天文学者が報告しているものよりも人間が生きるのに都合のよいものだった。

採決がなされ、4台の宇宙船の乗組員は少なくとも人類の文化の一部を保存する希望をもってこの大きなギャンブルにかけたのだった。残りの2台の乗組員は地球に残ることを決定した。彼らは集まった高地の高さでは放射能レベルが比較的低いので彼ら自身や彼らの子孫に肉体的、精神的な退化を起こすことなく生き続けることができると判断したんだ。

私は君の心の中に生じている疑問が理解できる。だから、この人たちは男女を均等配分し、両方ともこの代表としてこの船に同数乗り組んでいたと説明しておこう。 

この火星への飛躍をした4台の内3台は彼らの目的地に到着した。4台目の運命は我々の歴史に記鐘されていない。

数世代にわたって、生き残るための不屈の闘争のために時間とエネルギーが全部つぎこまれた。この時代は新しい人類にとっては暗い時代であった。このあたりの知識は比較的少ないんだ。最初の乗組員たちは新しい惑星に着くとすぐに地球人頬の歴史を書き、全滅した理由を書いた。

第18話へ続く

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