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  シンボルマークの意義

GAPニューズレター No.60 1976より

―宇宙の息子や娘たちの同胞愛―
Original PDF

このシンボルマークを受け入れて使用する人は、生命に関する宇宙的原理を理解して、"宇宙という家族"の息子または娘として生きようという自己のまじめな意図を、自身の地球的自我に比べて、意識的に認めることになり、宇宙のあらゆる創造物がそうであるように、自分を一幼児として生み出した"宇宙の父母性原理"を知ることになります。

シンボルマーク

円の中にある二つのシンボルは"宇宙の本性"をあらわしており、地球にせよ他の世界にせよ意識的に注意深い人にはそのことがわかります。左側のシンボルは"創造的父性原理"をあらわし、右側のシンボルは"母性原理"をあらわします。各シンボルが描かれた線を見ますとそれらの全含容的な意義についてしだいに多くの啓示が湧き起ってくるでしょぅ。

"英知"すなわち"父性"創造原理と"物質"の受容的"母性"原理は、万物にあらわれています。万物は呼吸をしているはずです。岩石や砂粒にしてもそうでしょう。そしてその息は"宇宙の父なる英知"から受けているのです。したがって生命あるもののすべては相互関係にあることがわかるはずです。

私たちの"無限の遺産"を豊かに表現することは、あらゆる男女や子供、あらゆる生きものの"本来の権利"です。この太陽系の柿妹惑星群から来る訪問者たちは、この本来の権利を絶えず意識して生きようとしているのです。この人々はあなた方が使用するこのシンボルに気付くでしょう。 またあなた方が自分の"宇宙の家"についてもっと理解しようとし、自分を創造した"生命"に満たされながら生きようと心から願っているかどうかも彼らにはわかるでしょう。

私たちの古い習慣的想念は、自分の意識から来る想念を、自分で見たり聴いたり味わったり嗅いだりできる結果の(現象の)世界の中に閉じ込め続けようとしています。したがって私たちは絶えず警戒し、常に肉体の心にむかって、その(心の)宇宙的な一体性と万物への依存性とに気づくように呼びかけねばなりません。それによって等しく万物に向けられる関心が習慣となってきます。この態度は、私たちがあらわそうとしてぼう大な時間と労力を浪費している審き、非難、貪欲、利己主義などを、いつかなくすことになるでしょう。

まず第一に 、あなた方は、万物の生命がどんなに高次にまたは低次に役立つように創られているとしても、それは"宇宙的な源泉"の現れであるということを心にとどめねばなりません。

次に 、全創造物を観察して、自分が扱われたいと思うのと同じようにその創造物を扱わねばなりません。万物は"因"すなわち"父母性原理"の具体的な表現であるからです。

番目に 、万物を或る困の結果とみなしなさい。結果と困とを同時に見るようにし、これまでのように分離してはなりません。結果というものはそれを裏付ける原因なくして現れることはありません。人間界にいる私たちは、これまで外形である結果を見てきて、結果を生み出す原因をほとんど見てきませんでした。

マタイ16・15−17にはイエスが弟子たちに尋ねています。

「あなた方は私をだれだと言いますか」 シモン・ペテロが答えました。

「あなたは"生ける神"の子、キリストです」 するとイエスは彼に言いました。

「バルヨナ・シモン。あなたは幸いだ。このことをあなたに気づかせたのは肉体(外形)ではなく、天にいる私の父なのだから」 

ここで"天"というのは"宇宙"または"因"の"英知"を意味します。言い替えれば、ペテロは"困"すなわち"宇宙の父"をあらわしている、イエスという名の、結果としての外形を見て、それをキリスト(救世主)と呼んだのです。また、ヨハネ14・8−13を読むならば、金星やその他の惑星の人々が、このような生き方によって進化したことがわかります。

あなた方が自分の"宇宙的な生得権"の生きた実例になるならば、それは人類に対する奉仕となります。そうすると他の人々もあなた方が持っているもの(宇宙的な生得権)を知りたくなり、やがてこれは広くこの世の知識となるでしょう。私たちや後の世代も私たちの努力の結晶を愉しむことになり、地球の人々は本来意図された生活をすごすようになるでしょう。

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