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 アトランティス大陸の謎 久保田 八郎

   

第6章2話 洪水伝説、ギザのピラミッドとの関係

このように、各民族のなかに大洪水伝説があるということは、明らかに大昔、この地球上に大変動があったことを意味しているように思われる。南メソポタミアの古代人であるシュメール人の古代都市ニップルを発掘したとき、粘土板に楔形文字で4000年前の大洪水のことが書かれているのが発見されて、旧約聖書のノアの大洪水も、この出来事が記されたのではないかといわれるようになった。つまり、ティグリス、ユーフラテスの両大河の氾濫による洪水がもとになって、しだいに話が大きくなったのではないかというのだ。

■ メソポタミアの洪水伝説がもとか

この両大河の南部には、7000年ほど前に驚くほどに進歩したシュメール人が住んでいた。しかし、この民族がどこからきたのかは今もってわからない。

▲大洪水を描いた絵の一つ。

だが、シュメール人はエジプトと関係があったらしい。シュメール文化の次はウルク期といい、文字が生まれて、都市や神殿が造られた。シュメール人は後にセム人であるバビロニア人に征服されたが、シュメールの文化はバビロニア人に受けつがれて繁栄する。そして、インダス河の大渓谷地帯の古代都市モへンジョ・ダロとの交易を行っている。これにはエジプトも加わっていた。インド西部のモヘンジョ・ダロは、ハラッパとともに、紀元前4000年境から栄えた古代の都市である。

■ 楔形文字 ■ モヘンジョ・ダロ
紀元前4000年ごうから前1000年ごろまて、古代オリエント世界において使用されていた文字。バビロニア、アッシリア、シリア、パレスチナの広い範囲で用いられた。 紀元前3000年〜前1000年にかけて栄えたインダス文明の代表的都市。レンガてつくられた下水溝がはりめぐらされた壮大な都市計画のもとにつくられた都市てあった。

 

■ 古代の3大文明の共通した源泉

以上の古代3大文明―シュメール、エジプト、インド―には、多くの面で共通したものがある。このことは、遠い大昔、大西洋のアトランティスから流れ出て北インドまで続いた文化のベルトがあったからだと考えられないだろうか。

▲メソポタミアの大洪水を楔形文字で記してある粘土板。

プラトンの記述によると、アトランティスには巨石文化が発展していたという。住民は大きな石を材料にして建物を造ったり、神殿を建てたりした。

この巨石文化は、メソポタミアのシュメール文化によく似ている。紀元前3000年代にシュメール人は石造の都市、宮殿、一種のピラミッドと思われるジックラート、鋼板で飾られた円柱などを建造していた。人口灌漑よる水路をもつ農耕も行っていた。

また、古代エジプトの壮大な石造建築も、アトランティスの文化に比較できる。アトランティスの家屋も石を材料にしていたのである。

このようにしてみていくと、シュメール文化やエジプト巨石文化は、アトランティスの流れをくむのではないかと考えられるのである。

しかし、エジプトに最初に文明らしきものが現れたのは紀元前4000年から5600年にわたる先王朝時代のナガダ第1文化期で、雄大なピラミッドをギザに建造したのが第4王朝のスネフル、クフ、カフラ、メンカウラ諸王の古王国時代である。これは、紀元前2613年から2497年までのあいだで、いまを去る約4400年の昔だ。

▲ギザのピラミッドの前に立つ筆者

これをみると、アトランティスが海没した1万2000年昔とはあまりに差がありすぎて、アトランティスから文化を受けついだにしては、ざっと8000年の時間的なズレがあることになる。その間、どこのだれがアトランティスの文明を維持していたのか、という疑問がおこってくる。

だが、これについては、海洋学と地質学の分野の研究が参考になる。アトランティスの最後に残った土地が前5000年代から3000年代のあいだに沈んだことを示唆しているからだ。

つまり、アトランティス大陸は、プラトンのいうように一夜にして沈んだのではなく、長い年月をかけて徐々に沈んだのではないかと考えられるのである。

だいいち、プラトンの記述によれば1方2000年昔とあるけれども、そのような長い時代を古代エジプト人はどのようにして計算したのだろう。この点に疑問をもつ必要があるのではあるまいか。

最後に残ったアトランティスの島の人びとが5000年前にエジプトへのがれて、ここでかつての栄光ある大陸の記念碑として巨大なピラミッドを建設したのではないだろうか。

■ ギザのピラミッドの謎

エジプトの3大ピラミッドは、3人の王の墳墓だと考えられてきた。このことを疑う人はいない。しかし本当に墳墓だったのだろうか。

▲神殿内部で

ピラミッドを調べてみると、これが王の墳墓であったとみるには、あまりにも異質なものが多すぎて、謎に満ちている。一説によると、大ピラミッド群は古王国時代よりも前に建造され、後世の王たちが自分の墳墓に利用したのだという。

巨大な石造の建築物に充満している謎と神秘は、永遠に解明されずに残るのかもしれないが、少なくとも現代の建築技術をもってしても容易には建設できない大ピラミッド群に、卓越した知識と技術をもつ人びとが関係していたことはたしかである。その"人びと"はおそらくエジプトの土着民族ではあるまい。他の土地から来た白人の一種であったと思われるのである。

もしアトランティスの最後の土地が1万2000年前ではなく、もっと後になって海没したとすれば、アトランティスの技術がエジプトに伝わったと考えても不合理ではないだろう。

第6章 終わり

■ 根源人種とは何か

▲神智学協会の創立者、ヘレナ・プラヴァツキ−。

19世紀最大のオカルティストのひとりであり、神智学協会の創立者であるヘレナ・プラヴァツキー夫人は、地球上の人類の出現と進化について、興味深い説を述べている。霊的啓示によって明らかにされたプラヴァツキーの人類進化史においては、われわれ以前に4種類の「根源人種」が存在したとされている。

第1の根源人種は、目に見えない霊的存在として、アメーバのような分裂生殖をしていた。

第2の根源人種は、エーテル体として存在し、かつて北極にあった大陸に住んでいた。

第3の根源人種は、レムリア大陸に住むレムリア人であった。彼らはクラゲのような体をしており、男女の両性が存在した。レムリア大陸は今から6000万年前から4000万年前に海中深く沈んだが、その子孫は現在、オーストラリア原住民、アフリカのホッテントットとして生きのびている。

そして第4番目の根源人種が、アトランティス人であった。彼らは現在のわれわれと同じ姿をしており、すぐれた霊能力をもっていた。彼らとレムリア人の生き残りが混血してできあがった種族の子孫が、現在のアメリカ・インディアンである。

アトランティス人たちは巨大な石造都市を建設したが、黒魔術の乱用によって自滅し、その結果ひき起こされた大洪水によって、大陸は海のなかに没してしまった。

そしてわれわれ現生人類は、アトランティス人なきあとの第5根源人種にあたり、さらにわれわれが滅びたあとに、2種類の人類が出現するという。しかし第7人種に至っては、生命は地球を去り、水星の上で新たな生活をはじめるのだという。

ブラヴァツキーの説く人類進化史は、つまるところ精神の進化史なのである。その意味で、われわれの奥底にはアトランティス人の心性が宿っているのである。

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